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ADRCの活動
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ADRC活動報告: 地域・国名 >> インドネシア

2023年9月17日~18日(インドネシア、ジャカルタ)
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インドネシアのジャカルタにおいて、2023年9月17日から18日の期間にセンチネルアジアの第8回年次会合(JPTM: Joint Project Team Meeting)が、9月19日から22日まで日本の文部科学省、独立行政法人宇宙航空研究開発機構 (JAXA) 、インドネシア国立研究革新庁(BRIN)の共催により、第29回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF : Asia-Pacific Regional Space Agency Forum, APRSAF)が開催されました。

ADRCは両方の会議に参加し、センチネルアジアの活動に関する報告などを行いました。JPTMの最初のプレゼンテーションとして、17日に開催されたパネルディスカッションに登壇し、センチネルアジアの緊急観測の対応状況や、提供された各種データに関するエンドユーザーの声について報告しました。また、18日に開催された各機関からの報告については、センチネルアジアに加盟する各国で整備中の緊急観測に係る手順マニュアル(SOP: Standard Operation Procedure)について、紹介を行いました。

ADRCとしては、防災分野における宇宙技術の利活用に関する活動に、今後も積極的に参加いたします。
(2023/09/25 15:00)
2022年12月12日~24日 (日本、神戸)

ADRCは、JICA課題別研修「防災主流化の促進コース」をJICA関西と協力して、2022年12月12日から24日に実施しました。本研修には、バングラデシュ、インドネシア、メキシコの3ヶ国から5名の中央・地方政府防災担当幹部職員が参加しました。

本プログラムは、防災主流化の概念、開発政策への防災の統合、政策レベルでの防災主流化の促進手法、日本の様々な知見等について共有し、参加国の防災戦略を検討することを目的としています。

研修員は2週間のプログラムで、各種災害対策に関する講義、視察、討論演習に積極的に参加しました。研修後には、自国の防災対策を改善し、自然災害から人命や経済の損失を削減していくために活躍することが期待されています。

当研修実施にあたり、御講義いただきました各関係機関・大学の皆様に厚く御礼申し上げます。今後とも引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
(2023/01/05 15:00)
2022年5月23日~28日(インドネシア、バリ)
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ADRCは、2022年5月23日から28日までインドネシアのバリ島で開催された第7回防災グローバルプラットフォームに参加しました。数あるイベントの中で、ADRCが参加したのは以下の通りです。

1) マルチハザード早期警報会議(2022年5月23-24日)では、影響ベースの予測、予測ベースの融資、早期警報早期行動、予測行動、早期警報の有効性に関する新しい動向について学びました。
2) 世界復興会議(2022年5月23-24日)は、環境に優しく、レジリエントな未来への道と、パンデミック後の世界のための復興モデルについて示してくれました。
3) 仙台防災枠組の中間レビュー(2022年5月26-27日)では、進捗のあった分野である資金調達とガバナンス(全体会合1)、マルチハザードとシステマティックリスク(全体会合2)、運用環境(全体会合3)の分野における実施状況の洞察について得ることができました。

また、本会合のほか、アジア開発銀行(ADB)、ASEAN事務局、タイ防災局、フィリピン民間防衛室、フィジー、カンボジアの関係者との個別会談を行いました。

ADRCの中川所長は、アジア太平洋地域における越境リスクに対応するため、地域間パートナーシップの強化に取り組むことを表明しました。その中でADRCが現在取り組んでいるGLIDEと、国境を越えた災害への備え、対応、復旧を強化するための宇宙技術(センチネル・アジアや準天頂衛星システムなど)の2つの取り組みについて紹介しました。このステイトメントは、共同議長サマリーであるバリ・アジェンダで言及された課題の1つである「効果的な災害リスク管理は、縦割りされ、限定されたセクター間や国境を越えたアプローチによりしばしば妨げられている」に対応することを意図したものです。
ステイトメントの詳細は以下をご覧ください(https://bit.ly/3tHvFuQ)。 

2022/06/30 (15:00)
2020年12月22日(オンライン)

アジア防災センターは、2020年12月22(火)に第2回オンライン津波セミナーを開催しました。
始めに、アジア防災センター中川雅章所長より、今回のセミナーは2004年12月26日にインド洋津波が発生したことに因み、インドネシアにおける最新の津波防災について報告いただくとの紹介がありました。
そして、アトマジャヤジョグジャカルタ大学のカエルンニサ准教授から、「インドネシアにおける津波防災啓発」と題した講演が行われました。講演の詳細につきましては、下記のサイトをご覧ください。
ttps://www.adrc.asia/acdr/2020tsunami.php

                                                                                                                   (2020/12/22 09:50)

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2020年1月9日(インドネシア、バリ)

アジア防災センター(ADRC)は、2020年1月9日にインドネシア(バリ)のウダヤナ大学で開催された、防災分野における宇宙技術の利活用をテーマとした「人材育成及び災害のための宇宙データ技術の活用」のシンポジウムに出席しました。このシンポジウムには、主催機関である山口大学とウダヤナ大学の関係者、現地の防災担当機関、東京大学、防災科学技術研究所などから約30名の関係者が参加しました。ADRCは、センチネルアジアの概要や近年の緊急観測に関する報告を行い、災害時における要請の方法や、センチネルアジアへの参加方法などについて質問を受けました。

2019年1月11日(インドネシア)

アジア防災センター(ADRC)は、2019年1月11日にインドネシア(バリ)のウダヤナ大学で開催された、防災分野における宇宙技術の利活用をテーマとした「Human Resource Development and Space Data Utilization for Disaster」のワークショップに出席した。ワークショップには、主催機関である山口大学とウダヤナ大学の関係者、現地の防災担当機関、東京大学、防災科学技術研究所などから約50名の関係者が参加した。
ADRCは、センチネルアジアの概要や近年の緊急観測に関する報告を行い、災害時における要請の方法や、センチネルアジアへの参加方法などについて質問を受けた。

(2019/01/30 18:30)

2014年10月26日~11月2日(バンダアチェ・スカブミ、インドネシア)

 近年、日本とインドネシアおいては大規模な地震及び津波被害が頻発しています。両国は、地理的にも類似点が多く災害の発生リスクが高くなっています。そこで、将来的な災害リスクの軽減を目的に、両国における住民の津波防災意識を調査し、最適な防災対策を検討し、今後に備えることが重要です。そこで、今回はインドネシアにおいて将来的に地震及び津波発生が危惧されるジャワ島西部に位置するスカブミと、2004年にスマトラ島沖地震で被害を受けたバンダアチェにおいて、住民の津波防災意識の調査を実施しました。
 まず、スカブミにおいては市街地のペラブハンラト地区を中心に、100人の住民アンケート調査を実施しました。アンケートの印象としては、同地域に於いては過去の震災の経験の少なさから、住民の防災意識は全体的に不足していているようでした。また、避難訓練等の災害対策の実施も少なく、今後はより積極的な防災意識向上に努めることが必要だとわかりました。
 次に、2004年にスマトラ島沖地震を経験しているバンダアチェでも同様に、100人の住民アンケートと市街地調査を実施しました。この地域では、津波避難ビルの建設や定期的な防災訓練の実施など、積極的な防災対策が進められていることがわかりました。住民の方の防災意識は比較的高いのですが、スマトラ島沖地震から10年が経過し、防災関係予算が年々減少していることにより、各種研究機関が縮小していることがわかりました。
 両地域においては、防災対策や住民の防災意識についてギャップはあるものの、災害リスクの軽減を目的に、継続的かつ積極的な防災活動が必要であることがわかりました。詳細なアンケート調査の集計結果については、結果を取りまとめ次第公開する予定です。
 なお、本調査は「公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構」の助成金により実施しています。

(2014/11/18 18:30)

2012年10月29日~31日(インドネシア、ジャカルタ)


group_1.JPG国際復興支援プラットフォーム(IRP)/アジア防災センター(ADRC)は、10月29日~30日、インドネシアのジャカルタにおいて復興計画作成ワークショップを開催しました。本ワークショップは、IRP/ADRCのほか、インドネシア防災庁(BNPB)、UNDP、UNISDR、ECとの共催で実施され、BNPB長官を含む政府職員35名以上が参加しました。
今回のワークショップでは、特にインドネシア政府が行っている災害後ニーズ評価(PDNA)及び復興事業のモニタリングに関するマニュアルの強化を目的とし、世界の災害からの教訓の共有化を通して技術的支援を行いました。(詳細は英語版参照)

 

(2012/11/20 14:30)

2012年10月22日~25日(インドネシア、ジョグジャカルタ)

アジア防災センターは、2012年10月22日から25日までインドネシア、ジョグジャカルタで開催された第5回アジア防災閣僚級会議(AMCDRR)会議に参加しました。同会議には、国連国際防災戦略(UNISDR)のワルストロム事務局長、50カ国以上のアジア・太平洋の閣僚や、各国政府の防災機関、国際機関、NGOから多くの参加者がありました。

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会議においては、地域レベルにおける減災及び気候変動適応の取組みを開発政策の柱にする、いわゆる「防災の主流化」を中心の議題とし、兵庫行動枠組が終了する2015年以降の新たな国際防災の枠組みにこれらの考え方を反映させていくべきとの議論が行われました。


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アジア防災センターはこの会議の中で、本会議に先立って開催された「インドネシアと日本の間の減災協力のための専門家会合」(インドネシア国家防災庁と国際協力機構共催)において会議の進行役を務めるとともに、本会議後に国際協力機構と共同してシンポジウム「兵庫行動枠組後にむけた防災の主流化と巨大災害からの教訓」を開催し、「巨大災害の教訓と防災主流化への連関」と題する発表を行いました。また、国連災害管理・緊急対応のための宇宙情報プラットフォームの主催する「アジアにおける巨大災害の教訓に基づく防災実践の改善 ~宇宙工学の関わりについて~」において、「津波の影響を評価するための宇宙情報の効果的利用」と題する発表を行いました。

(2012/11/7 13:40)
2012年10月1-5日(インドネシア、ジャカルタ)

2012年10月1日から5日の5日間にわたり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、インドネシア技術評価応用庁(BPPT)その他関係機関の共同開催により、ジャカルタのBPPTにおいて、第9回センチネルアジアシステム操作講習会が開催されました。アジア太平洋地域諸国の宇宙関係機関の担当者や関連機関などから20名以上が集まりました。アジア防災センターは、この講習会に講師として参加しました。

この講習会の主要な内容は、以下の通りです。
 1) センチネルアジアのしくみやシステムの紹介
 2) センチネルアジアシステムの実際の使用方法
 3) 衛星データ供給機関の活動とそれら機関で稼働している衛星の紹介
 4) 衛星データ解析機関の活動と衛星データの利活用事例の紹介
 5) 衛星画像と現地のフィールドチェック(ボゴール植物園を対象)
 6) アジア防災センターの役割についての紹介

アジア防災センターは、この講習会で「アジア防災センターの活動」「センチネルアジアの活動におけるアジア防災センターの役割」「センチネルアジアステップ3に向けての防災関係機関の要望」と題した3つの主題の講義を行いました。

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(2012/10/10 13:40)
2012年6月26-27日(ボゴール、インドネシア)

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アジア防災センターは、"宇宙空間データ技術を活用した減災に関わるASEAN協力事業"と題するワークショップを、インドネシアの宇宙機関であるLAPANと共同開催しました。このワークショップは、これまでの本事業のすべての活動を報告することをねらいとし、ASEAN加盟国からの代表者(ブルネイ、カンボジア、ミャンマー、ラオス、タイ、ベトナム、インドネシア)が参加しました。このプロジェクトは、日•ASEAN統合基金(JAIF)によって運営されており、災害対策や機器管理活動に従事するASEAN諸国の災害対応機関、地図作成機関、宇宙機関やその他の関連機関の政府職員に対して、衛星データや画像の利用についての意識向上や技術の必要性を助長することを主な目的としています。これらの目的は、メンバー国毎に実施した研修プログラムや、すべての参加国間での知識や経験を共有するための地域ワークショップを含む人材育成プログラムを通じて概ね達成されました。なお、 このワークショップは、インドネシアのボゴールのSalakホテルで2012年6月26-27日に開催されました。

本ワークショップには、防災や開発活動に従事し、日常的にリモートセンシング技術を取り入れることに熱心な政府や政府関連機関から76名の参加者がありました。会議はADRCの名執所長による開会あいさつで始まりました。プログラムはオープニングセッション、ASEAN諸国のプレゼンテーション、および外部の専門家や地方機関のプレゼンテーションに分かれて行われました。専門家は、ADRC(日本)、JAXA(日本)、アジア工科大学(タイ)、ASEAN-SCOSA事務局、AHAセンター、地元機関(LAPAN、BNPB)が担当しました。

 (2012/07/18 13:40)
2012年4月9日~4月11日(インドネシア、バリ)
 
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アジア防災センターは、2012年4月9日から11日までインドネシア、バリで開催されたISDRアジアパートナーシップ(IAP)会議に参加しました。会議にはブータン、バングラディッシュ、ブルネイ、中国、インド、インドネシア、ラオス、韓国、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、スリランカ、タイ、ティモール、ベトナムの各国政府の防災部門やADPC、ADRC、WB、ASEAN、SOPAC、EC、IFRC、UNDP、UNISDRなどの国際機関、防災機関から約60名が参加しました。

この会議の主な内容は、以下の通りです。
1) 第5回AMCDRRの準備状況
 本年10月22日~25日にインドネシア、ジョグジャカルタで開催される予定の「第5回アジア防災閣僚級会議」の準備状況が報告されました。
2) 第5回AMCDRRの進め方
 AMCDRRの議論の進め方とアウトプットのイメージについて、グループ討議を行いました。
3) HFAモニタリング
 兵庫行動枠組(HFA)に基づく活動について、タイ、モンゴル、UNOPS、ASEAN、UNICEF等から報告がありました。
4) ポストHFA
 HFAが終了する2015年以後の取り組みについて、HFAでの課題を見据えて討議されました。

アジア防災センターは、2)の中で「しなやかで強い(レジリエントな)地域づくりのための民間企業の役割」について発表を行い、参加者の多くの興味を集めました。

(2012/04/09 13:40)

2012年1月27日~29日(インドネシア・ジャカルタ)


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アジア防災センター(ADRC)は2012年1月27日から29日にかけ、インドネシア・ジャカルタにて、防災担当行政官に対する研修を実施しました。これは2008年からADRCが実施するアセアン諸国を対象とした防災対応能力強化事業の一部で、今回はインドネシア国家防災庁(BNPB)と協力し、同庁の職員を対象に講師育成研修(TOT)を実施しました。

プログラムは、災害からの復興、コミュニティの意識啓発のありかたなど、災害リスク管理に関する講義と、より効果的な研修手法の習得に関するものに分かれ、3日間という短期間ではあったものの、夜遅くまで発表準備を行うなど、集中した研修となりました。参加した行政官20名はグループに分かれ各自の専門分野に関して発表を行い、議論や評価を通じて理解を深め、研修技術の向上を確認することができました。


今後、インドネシア各地で地方行政官・コミュニティを対象とした研修が予定されておりますが、その際には今回受講した職員らが講師役を務めることになります。受講者の今後の活躍が期待されます。

(2012/2/8 17:40)

2011年10月31日~11月1日 (ジャカルタ、インドネシア)


本シンポジウムはインドネシア政府、ERIA(Economic Research Institute for ASEAN and East Asia、在ジャカルタ)、ハーバード大学がASEAN事務局との協力で開催したものであり、ASEAN事務局長Dr. Surin Pitsuwanも開会式、閉会式に参加しました。2011_11_04 018.jpg

2015年の創設を目指すASEAN共同体に関係する幅広い議論が行われた。主要テーマに沿って、Session 1: Moving the ASEAN Economic Community Forward into 2015 and Beyond:Engendering a Competitive, Equitable, Innovative and Sustainable ASEAN、Session 2: Moving the ASEAN Community Forward through Strengthening of Regional Corporation: Engendering a Resilient and Harmonious ASEAN、Session 3: Achieving an Outward Looking ASEAN Community: Political and Economic Perspectiveの3つのセッションが設けられ、アジア防災センターは主催者からの要請により、Session 2において「Strengthening regional cooperation in times of disaster」という発表及び議論を行いました。なお、同セッションではニュージーランドからもクライストチャーチの地震に関連した報告もありました。

会議の成果文書であるJakarta Framework on Moving ASEAN Community Forward into 2015 and Beyondでは、災害対策も食糧やエネルギーとともに重要な課題であることが述べられることとなりました。

(2011/11/2 13:10)

2011年10月27日 (ジャカルタ、インドネシア) 2011_10_27 019.jpg


本会議は、インドネシアのジャカルタで開催されたThe Indonesian Disaster Preparedness, Response and Recovery, EXPO and Conference (IDEC)2011の主要行事として、インドネシア政府Coordinating Ministry for People's Welfare(国民福祉担当調整省)が主催したものである。

本会議はJICA-JSTインドネシア地震火山総合防災プロジェクトとの共同開催として位置づけられ、プロジェクトメンバーの3名が会議に参加して発表を行うこととなり、このうちアジ2011_10_27 008.jpgア防災センターで」は「Policy Response to 3.11 Earthquake and Tsunami Disaster」と題して、東日本大震災への政策対応を中心に説明を行った。

本会議にはインドネシアの主要な防災関係機関が多数出席しており、JICA-JSTインドネシア地震火山総合防災プロジェクトとして貢献としては重要な意義があった。

 

(2011/10/28 13:10)

2011年10月27日(インドネシア、ジャカルタ)

アジア防災センターは2009年から「地球規模課題対応国際科学技術協力事業 -インドネシアにおける地震火山の総合防災策-」の実施機関のひとつとして、プロジェクトに参加してきました。そして、2011年10月27日から29日にかけて、インドネシアのジャカルタにおいて最終報告会が開催されました。最終報告会においては、各研究グループから調査結果が報告されました。アジア防災センターからは防災教育事業の今後の課題や成果物について、さらに、インドネシア側の政府及び防災関連機関と構築された連携体制について発表を行いました。
(2011/11/01 18:30)
2011年7月14日(インドネシア、バンダアチェ)

2011年7月14日から16日の期間、インドネシア国のバンダアチェにおいて、アジア防災センター、災害・津波軽減研究センター(TDMRC)、インドネシア科学院(LIPI)が連携して、防災教育に関わる教員を対象とした能力向上のワークショップを開催しました。本事業は、2009年度より開始された「地球規模課題対応国際科学技術協力事業 -インドネシアにおける地震火山の総合防災策-」の活動の一環で、現地の学校職員や生徒、NGOや多くの関連機関から支援を頂いて事業を進めています。今回開催したワークショップでは、東日本大震災の概要や、同地域で実施されてきた防災教育活動、さらに自然災害の基礎知識などについて情報共有が行われました。また、本業務の成果物である教員用のガイドブックについても意見交換が行われました。
(2011/07/31 18:30)

2011年5月9日-10日(カンボジア、シエムリアップ)


平成23年5月9、10日にカンボジア国、シエムリアップで開催された、第22回アセアン宇宙技術利用小委員会(SCOSA)会議へ出席しました。
 この会議では、アセアン各国の宇宙技術に関係する機関が出席し、SCOSAで実施しているプロジェクトや新しいプロジェクト、そして、宇宙技術の利用に関する課題が話し合われました。
 アジア防災センターは、現在、日本アセアン統合基金による、「災害管理における衛星画像の防災利用」プロジェクトを、アジア工科大学の協力のもとに実施しており、この会議で、プロジェクトの実施状況を報告しました。
 このプロジェクトは、シンガポール及びマレーシアを除くアセアン8ヶ国を対象として、防災分野への衛星画像利用を促進するものであり、講習と実習を各国で実施しています。
なお、プロジェクトの概要および実施状況は、http://www.geoinfo.ait.ac.th/adrc/index.htmで公開しています。

2011/6/2 13;20

2011年2月28日~3月5日,ベトナム,ハノイ
2011年3月14日~3月19日,インドネシア,ジャカルタ


アジア防災センターは、衛星画像の防災利用のための人材育成プログラムを、アジア工科大学(AIT)と協力して、2011年2月28日~3月5日にベトナムのハノイで、2011年3月14日から3月19日にインドネシアのジャカルタで、各国で実施しました。
このプログラムは、講習(1日間)と実習(5日間)が含まれており、ベトナム国自然資源環境省リモートセンシングセンター(MONRE)、インドネシア国立航空宇宙技術研究所(LAPAN)と協力して、プログラムを実施しました。なお、本プロジェクトは、ADRCが2008年から実施しているASEAN10カ国を対象にした4つの防災能力開発事業のうちの一つです。
ベトナムやインドネシアでは、防災分野での衛星データの利用が進められていますが、衛星データを十分に使いこなせる技術者が不足しており、技術者の育成が課題です。
本プロジェクトでは、防災に携わる技術者や行政担当者を対象に、衛星データ利用のために必要なリモートセンシング技術やGIS、GPSに関する講習及び実習を行いました。
ベトナムでは、洪水をケーススタディのテーマとし、洪水発生前と洪水発生後の衛星画像の比較をして、洪水氾濫区域の抽出をしました。
インドネシアでは、津波をケーススタディのテーマとし、津波のシミュレーション結果から、津波の被災区域を抽出しました。
本プロジェクトを通して、各国の防災分野での衛星データの利用が更に推進されることが期待されます。
アジア防災センターでは、引き続き、ベトナム、インドネシアにおける防災分野での衛星データの利用を推進していくとともに、本プロジェクトをASEANの他の国々に順次展開していく予定です。本プロジェクトの詳細については、ADRCのウェブサイトを参照下さい(http://www.adrc.asia/top_j.php)。

2011/03/30 13:20

2011年2月22日~25日 インドネシア


indonesia1.JPGのサムネール画像IRP/ADRCチームはインドネシアを訪れ、バンダアチェのTDMRC及びジャカルタのBRR協会とともに、アチェ大津波からの復興について協議と再検証を行うなど、復興の協力関係を深めた。

アチェ大津波からの復興について現在、生活、シェルター、インフラ、ガバナンスの分野ごとに得られた知見をまとめた報告書がTDMRCとの協働により作成されつつある。この報告書は、アチェの特徴ある復興の経験や先駆的な取り組みを取り上げ、その課題と教訓を他の政府や関係団体に情報提供することを主眼としている。IRP/ADRCチームはこの報告書案にコメントを提供するとともに、参加したアチェの復興関係者の前で、災害復興計画のオリエンテーションや、IRP/ADRCが提供している知識やサービスの説明を行った。

indonesia2.JPGのサムネール画像

ジャカルタではIRP/ADRCチームは、BRR協会によるワークショップ「復興の管理:住宅、定住、インフラにおける教訓」に参加した。IRP/ADRCは当該ワークショップで復興における国際協力の枠組みや教訓を紹介した。このワークショップには、インドネシアの副大臣クラスや開発関連団体の代表者などのハイレベルを含む、中央政府、地方政府、大学、研究センター等から約40名の参加者があった。当該ワークショップにおいて、IRP/ADRCはまた、成果物を回覧・展示するとともに、協力関係発展のシンボルとして復興ガイダンスノートをBRR協会に提供したほか、省庁や自治体の代表者にも復興ガイダンスノートを提供した。今回会議のIRP/ADRCにとっての重要な成果として、(ⅰ)講師トレーニングを含むIRPトレーニングモデュールの今後のBRR協会への移管、(ⅱ)復興ナレッジマネジメント機能についての一層の協力、(ⅲ)IRP運営委員会へのインドネシア政府の参加、などがあげられる。

IRP/ADRCチームはまた、復興における協力関係の強化のため、AHAセンター、開発の監視・監督担当大統領デリバリーユニット室、BNPB、オーストラリア-インドネシア減災機構(AIFDR)を訪問した。

 (2011/03/22 14:00)

2010年12月1日~9日、18日~22日

  内閣府は、日本が持つ過去の災害の教訓と対策をアジア各国の防災力強化に役立てる取組みを推進しており、本年度はモンゴルとインドネシアを対象としたパイロットプロジェクトを実施することになりました。事業詳細の検討とスケジュール確認のため、アジア防災センターから事前調査団を派遣しました。

モンゴルにおいては2010年12月1-9日にかけて、同国の提案した地震防災教育に関する調査を行いました。近年ウランバートルでは地震発生の危険性が高まっていると考えられていることを受け、緊急事態省の他に事業実施予定の2つの学校、及び防災活動を行っている関係機関を訪問し、2011年1月に本邦研修、2月中旬に同国で地震防災ワークショップと学校を対象とした防災訓練を実施することで合意しました。

  インドネシアにおいては2010年12月18-22日にかけて、同国の提案したメディア向け防災教育に関する調査を行いました。同国ではメラピ火山の噴火により記者が死傷する被害が発生し、津波報道でも正確な情報が伝わっていない等の問題意識があることを受け、国家防災庁、科学院、マスメディアと意見交換を行い、2011年2-3月に本邦研修とジャカルタでメディア向け防災WSを開催することで合意しました。またその事前調査として、マスメディアの災害に対する意識調査を実施することも確認しました。

2010年11月5日~11月10日 (西スマトラ州、インドネシア)

本年10月25日の午後9時過ぎ、インドネシア西スマトラ州メンタワイ諸島沖で発生した地震・津波は、メンタワイ諸島の北パガイ島・南パガイ島を中心に500名を超える死者行方不明者が発生するという大災害となりました。
アジア防災センター所長の是澤は、JICA-JSTインドネシアにおける地震火山の総合防災策プロジェクトの活動の一環として実施された日本とインドネシアの合同のメンタワイ諸島地震津波調査に参加し、主に事前の備え、緊急支援、復旧等の政策面に着目した調査を実施しました。調査の概要は別添の資料(
Mentawai Islands Tsunami Survey.pdf )をご参照下さい。

 (2010/11/15)

2010年9月28日~10月2日(インドネシア、パダン)


インドネシア、特にスマトラ島周辺では、海溝型巨大地震が近年繰り返し発生してきたが、西スマトラのパダン沖が残された空白地域となっており、今後30年以内に巨大地震が発生する確率は高いとされている。

2010.10.12 008.JPGこのような大規模地震への備えのため地震早期警報・伝達システムの構築や建築物の耐震性の向上が急務となっている西スマトラにおいて、昨年9月のパダン地震から1年を経過した9月29日・30日の2日間にかけて、今後の必要な対策及びそれを実施するための方法等を検討するためのワークショップを開催した。このワークショップには、日本側からは政策研究大学院大学、防災科学技術研究所、アジア防災センターが、インドネシア側からは気象庁(BMKG)、バンドン工科大学(ITB)、アンダラス大学 (UNAND)、KOGAMI(NGO)等が参加しました。

検討の結果、今後、地震早期警報・予測、建物による地震被害のための技術開発、行政や住民が中心となった地震・津波対策を中心とした協力を進めていくことが確認されました。   

(2010/10/4 13:10)

2010年7月13日~16日(インドネシア)


ADRCとインドネシア国家防災庁(BNPB: Badan National Penanggulangan Benchana, National Disaster Management Agency)は、インドネシアの地方行政官防災能力強化プロジェクトに着手しました。

本事業はADRCが実施するアセアン4事業のうちの一つで、2008年より開始しており、本年度は第3年次国であるインドネシア、ミャンマーおよびシンガポールで事業に着手しました。

2010年7月13~16日、インドネシア、ジャカルタで、ADRCとBNPBはこの地方行政官を対象とした事業を開始する会合を持ち、実施に向けての討議を行いました。

インドネシアは、4つのテクトニックプレートが衝突している地域に位置していること、また、地形、気象条件などから、地震、津波、洪水、地すべり、火山噴火、森林火災、旱魃など、さまざまな災害リスクに曝されています。そのため、防災のあらゆるサイクルで直接対応する地方行政官の役割は非常に重要であり、その能力強化は重要な課題です。

インドネシアにおける本事業は2010年から2011年にかけ、20ヶ月に渡るもので、今後ADRCとBNPBは協働で教材開発のための専門チーム設立など、地方行政官の研修実施に向けて事業を展開してきます。

(2010/07/20 17:30)

2010年3月26日 (インドネシア、ジョグジャカルタ)


1003.jpgインドネシアのジョグジャカルタにおいて、「学校での防災教育の推進」事業における模擬授業とセミナーが、3月26日と27日に開催されました。このワークショップはインドネシア国教育省と連携し開催され、50名以上の小学校の教諭や多くの生徒が参加しました。

まず26日に、教師たちは前回開催された教員研修の講義に基づいて、生徒たちに対して自然災害に関する基礎知識の講義を行いました。そして、クラス別に実施された講義の後、地震災害に対する避難訓練も行われました。そして翌日、今回のプロジェクトに参加した教師や専門家、そしてADRCの職員を交えて、セミナーで事業全体を通した総括を行いました。今後防災教育の普及に向けて、参加者独自による継続的な活動や、国および地方レベルの行政支援が必要であると提案されました。

今回得られた成果が、インドネシア全土を通じて広がることを期待します。

(本プロジェクトは日本アセアン統合基金プロジェクトの1つであり、アセアン10ヵ国において学校での防災教育を推進するための教員研修や研修を受けた教員による模擬授業の実施等を目的としたものです。)

(2010/04/19 18:30)

2010年3月1日 (インドネシア、ジョグジャカルタ)


1002.jpg

インドネシアのジョグジャカルタにおいて、「学校での防災教育の推進」事業における教員研修が、3月1日と2日に開催されました。このワークショップはインドネシア国教育省と連携し開催され、50名以上の小学校の教諭や専門家が参加しました。

参加者は、日本における防災教育の現状や地震災害の軽減、また、自然災害に係わる基礎学習などの講義を受講しました。過去、この地域では地震が多発しており、2006年の地震災害においても6,000人以上の被害者がでました。これにより、今回のワークショップにおいては、参加者は強い関心をもって参加しました。特に、応急救護のトレーニングは参加者にとって生徒を支えるための有効的なツールになりました。

協議の結果、次回ワークショップの模擬授業とセミナーは3月26日と27日に開催されることになりました。

(本プロジェクトは日本アセアン統合基金プロジェクトの1つであり、アセアン10ヵ国において学校での防災教育を推進するための教員研修や研修を受けた教員による模擬授業の実施等を目的としたものです。)

(2010/04/19 18:30)

2010年1月29日(インドネシア)


DSC06922.jpgインドネシアにおける「学校での防災教育の推進」事業の実施に向けた関係者の連絡・調整のための第2回協議会を開催しました。まず、1月28日にジャカルタのインドネシア教育省にて、教員研修の実施に関する協議を行い、作成された防災教育に関する最新の報告書および教材(案)について検討しました。翌29日にはジョグジャカルタのプロジェクト対象学校を訪問し、県教育局、校長、教員を交えて本プロジェクトの内容説明や実施スケジュールについて協議しました。これらの協議の結果、実際の教員研修を3月1、2日に開催することとしました。

(本プロジェクトは日本アセアン統合基金プロジェクトの1つであり、アセアン10ヵ国において学校での防災教育を推進するための教員研修や研修を受けた教員による模擬授業の実施を目的としたものです。)

(2010/02/22 18:30)

2009年11月3-5日(インドネシア)

国際復興支援プラットフォーム(IRP)とアジア防災センター(ADRC)及びガジャマダ大学建築計画学部(DAP/UGM)は、"災害後の復興における効果的手法の確立に向けたステークホルダーによる取組"をテーマとして、2009年11月3日から5日まで、インドネシア・ジョグジャカルタのガジャマダ大学にてIRPリージョナルワークショップを開催しました。
詳細レポートは以下をご覧ください。

Jogja report (Japanese).pdf

(2009/11/5 14:20)

2009年10月4-8日(インドネシア)


アジア防災センター主任研究員の茨木徹雄と荒木田勝、人と防災未来センター永松伸吾研究副主幹が10月5日から7日(出張期間10/4-8)にインドネシアの西スマトラ州都パダン市と周辺地域を調査しました。
調査の目的は9月30日に発生した地震による被害状況把握と、インドネシア政府・州・地方自治体や関連機関の活動状況把握です。
詳細レポートは以下をご覧ください。

report_in_indonesia_1009J.pdf


(2009/10/22 16:40)

2009年9月3~4日 (ジャカルタ、インドネシア)


日本・ASEAN統合基金(JAIF)の事業として既に承認されている、「ASEAN防災人道支援調整センタ(AHAセンター)に関わるフィージビリティ調査」および将来予定されている「通信衛星を活用したASEAN防災情報ネットワークシステム整備」等について、今後のプロジェクトの進め方を、ASEAN事務局、AHAセンター準備事務所等と協議してきました。このうちAHAセンターフィージビリティ調査については、ADRCが実施機関として参加する予定となっています。

JST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協力 インドネシアにおける地震火山の総合防災策 プロジェクト事務所において、関係者と本プロジェクトの今後の進め方について協議しました。本プロジェクトは、JICA およびJSTの援助で実施されており、インドネシアにおける、地震・津波・火山噴火のハザードに関する研究(グループ1および2)、対策に関する研究(グループ3および4)および研究結果の社会還元に関する研究(グループ5および6)を日本側研究代表者とインドネシア関係省庁と研究機関の代表者で構成されるJoint Coordination Committeeと連携して実施されます。ADRCは「グループ5;防災教育推進と意識向上(代表機関:富士常葉大学大学院環境防災研究所)」および「グループ6;研究成果を生かすための行政との連携(代表機関:アジア防災センター)」に参画しています。本プロジェクトに関するさらに詳しい情報(日本語)は下記のウェブサイトよりご参照いただけます。

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/indonesia/

(2009/09/10 13:10) 

2009年7月15日~17日(インドネシア)


P7150285.jpg宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球観測衛星を利用したアジア地域における災害管理システムの構築を目的に、現在センチネルアジアプロジェクトを実施しています。このプロジェクトにおいて、最新の活動情報を共有するため毎年国際会議が設けられ、今年度はインドネシア共和国のバリで本会議が開催されました。
今回の会議には、ADRCを含んだ、アジア地域各国の防災機関を中心としたセンチネルアジアプロジェクトに関わる43の組織から117名が出席しました。会議では、衛星の活用に関わる事例紹介と、新たな衛星の有効利用に関する協議が行われました。
ADRCは、発災時における緊急観測に関連する活動と、衛星などの宇宙技術を用いて防災事業を行うUNSPIDERの地域支援事務所設置について報告しました。また、慶応大学、ADRC、そして山岳地の総合的防災事業を行うICIMODによって、新しく氷河湖決壊洪水(GLOF)ワーキンググループの設置の提案をしました。さらに、ADRCはこのワーキングの活動のひとつとして、ブータンにおける氷河湖決壊に関するハザードマップ作成と、行政及びコミュニティレベルでの情報共有を目的としたプロジェクトの紹介を行いました。


(2009/07/27 18:30)

2009年7月1日(ベトナム国ハノイ)
2009年7月8日(シンガポール国)
2009年7月9日(インドネシア国ジャカルタ)
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アジア防災センターは、日本アセアン統合基金の資金供与を受けて2008年度からGLIDEを用いた災害データベース構築事業を実施しています。

2008年度はラオス、フィリピン、タイの3カ国から災害情報担当官1名ずつをアジア防災センターに招聘し、GLIDEの理解及びGLIDEを用いた災害データベース構築を目的とした2ヶ月半の研修を実施しました。

2009年度は10月5日から12月11日までの予定で同様の研修を実施することとしており、今年度の対象国であるインドネシア、シンガポール、ベトナムの災害情報担当部局とのキックオフミーティングを各国において順次開催しました。いずれの国においても災害情報の収集・活用におけるGLIDEの重要性が十分に認識され、本事業への協力と災害情報担当官のアジア防災センターへの派遣について合意がなされました。
(2009/7/14 11:30)

2009年5月14日(インドネシア)


IMG_0003.jpg

2009年5月14日、インドネシア国教育省(Ministry of National Education)にて、日本アセアン統合基金プロジェクトの1つである「学校での防災教育の推進」事業の実施に向けた関係者の連絡・調整のための第1回協議会を開催しました。今回の協議会においては、本プロジェクトの概要について説明を行い、インドネシア国における防災教育事情について報告を受けました。今後は、防災教育教材案を作成するとともに教員研修(トレーナーズトレーニング)を開催する予定です。


(2009/06/16 18:30)

 2009年4月21日 インドネシアバンドン工科大学


2009042.jpg JICA(独立行政法人国際協力機構)とJST(独立行政法人日本科学技術振興機構)による地球規模課題対応国際科学技術協力事業http://www.jst.go.jp/global/index.html)の20年度事業として採択されたインドネシアに対する防災分野の事業「インドネシアにおける地震火山の総合防災策のキックオフ会議(http://www.soi.asia/event/20090421-disastermng/)が4月21日インドネシアのバンドン工科大学と東京大学を結んで開催されました。これは、衛星通信によるインターネット基盤を活用して進められているSOI(School on Internet) Asia プロジェクトの全面的な協力のもとに実施されたものです。

会議は、インドネシア科学院地球科学会議ハルヨノ副議長、東京大学地震研究所佐竹教授からの挨拶の後、この事業を構成する6つのグループの各グループリーダーをファシリテーターとして今後の取組などについて議論を交わしました。

アジア防災センターは、グループ6のリーダー機関として、インドネシア国の防災分野における官と学の連携のためのプラットフォームについての調査研究を行うことになっており、グループ6のセッションでは、ADRC所長の鈴木と研究技術省パリアトモノ数学・自然科学推進担当次官補がファシリテーターとして、グループ6の調査目的を説明した後、各グループリーダーなどから官と学の防災分野での連携の事例を報告していただきました。


(2009/04/21 13:10)

2009年3月22日


ADRCでは、アジア工科大学の協力を得て、日本アセアン統合基金による災害対策のための衛星画像利用に関するプロジェクトを実施しています。
 このプロジェクトは、シンガポール及びマレーシアを除くアセアン8ヶ国を対象として、防災分野への衛星画像利用を促進するものであり、講習と実習を各国で実施する予定です。
 このプロジェクトの実施について、対象各国で、具体的な実施に向けた関係者の連絡・調整のための第1回目の協議会を以下の通りに開催しました。
今後、これらの会議の結果を受けて、講習会・実習ための、資料を作成する予定です。
http://www.geoinfo.ait.ac.th/adrc/index.htm

 

  ・2009年3月22日、インドネシア国立航空宇宙研究所
 ・2009年3月25日、フィリピン国火山地震研究所
 ・2009年4月23日、ラオス国リモートセンシングセンター
 ・2009年5月12日、ミャンマー国科学技術省
 ・2009年6月8日、タイ地理情報・宇宙技術開発協会
 ・2009年7月10日、ベトナム国立リモートセンシングセンター
 ・2009年7月27日、カンボジア国地理局
  ・2010年3月22日、ブルネイ国測量局

 

(2010/03/30 13:20)

2008 年11 月12日~14日(インドネシア、バリ島)


2008 年11 月12日~14日、インドネシア共和国のバリ島において、アジア防災会議2008(ACDR 2008)が開催されました。インドネシア共和国政府(研究・技術省/国家防災庁)、日本国政府(内閣府)、国連国際防災戦略事務局(UN/ISDR)およびアジア防災センター(ADRC)が主催し、国連人道問題調整事務所(UN/OCHA)、世界気象機関(WMO)が共催し、ADRC メンバー国を中心に、国連機関・国際機関、NGO、民間、学界など24カ国14機関から、防災関係者106名が一堂に会しました。
会議では、HFAについて各国における取組状況を報告し、課題の検証および今後の取組に向けた方向性についての検討を行いました。また、ADRCのマラニシ・プラサド・シャンブ客員研究員(ネパール)およびヴー・タン・リム客員研究員(ベトナム)より、客員研究員プログラムについての紹介とともに現在彼らが日本で取り組んでいる業務についての報告を行いました。会議の詳細につきましては、下記のサイトをご覧ください。

http://www.adrc.asia/acdr2008bali/index_j.html


(2008/11/30 09:50)

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