2024年11月7日 (インドネシア、バンダアチェ)
アチェでの津波20周年記念行事として、ADRCはシャクアラ大学(USK)と協力し、2024年11月7日にインドネシアのバンダアチェで国際津波防災セミナーを開催しました。
ADRCのジェリー・ポトゥタン主任研究員と三舩康道客員研究員が基調講演を行いました。ポトゥタン主任研究員は講演の中で、津波から逃れるための備え(例:宇宙衛星を利用した警報メッセージの発信)や、津波による資産への影響を軽減する方法(例:自動水門の設置)について、日本の事例を交えて紹介しました。三舩客員研究員は、東日本大震災における津波からの復興に関する洞察を共有し、以下の重要性を強調しました。1)レジリエントな開発、例:多重防衛システムの採用、2)土地の再調整、例:住宅地の高台への移転、3)心の復興、例:公民館での社会活動の促進。USKはこのイベントの結果の報告をホームページで共有しています。
ADRCは本セミナーの共催のほか、津波被災地への現地訪問、聞き取り調査、地方開発計画庁(BAPPEDA)アチェ事務所との協力による国際防災セミナーの開催などを行いました。
聞き取り調査
国際防災セミナー
(2024/11/14 15:00)