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ADRCの活動
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ADRC活動報告

2023年9月29日
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以前もお知らせの通り、アジア防災センター(ADRC)は、2023年10月20日、今年度のアジア防災会議2023(ACDR2023)「効果的な防災対策の実施 - 防災分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進-」を、タジキスタン緊急事態委員会(CoES)及び内閣府との共催で、タジキスタン・ドゥシャンベにおいて開催します。本会議は、対面およびオンラインのハイブリッド方式で開催されます。

会議の詳細は以下の通りとなっております。本会議への対面およびオンライン参加ご希望の方は、以下のサイトからご登録ください。


<日時>
2023年10月20日(金)9:00-17:00(現地時間、UTC+5)

<プログラム案>(2023年9月29日現在)
午前
 - 開会
 - ラウンドテーブル:仙台防災枠組(SFDRR)の進捗に関するメンバー国からの発表

午後
 - セッション1:災害に強い社会のための革新的な解決策:地震や地盤災害に対する防災技術
 - セッション2:気候危機への適応:GLOFsや森林火災や洪水の観測と対応への革新的取り組み
 - 閉会

本会議の最新アジェンダ等の最新情報は、順次、上述のACDR2023のホームページで更新していきます。多くの皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
(2023/09/29 15:00)
2023年8月31日

アジア防災センター(ADRC)は、2023年10月20日に、2023年度のアジア防災会議(ACDR2023)「効果的な防災対策の実施 - 防災分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進-」を、タジキスタン共和国のドゥシャンベで開催します。本会議は、対面およびオンラインのハイブリッド形式で実施されます。

本会合では、内陸国における災害リスクに着目し、「災害に強い社会のための革新的な解決策:地震や地盤災害に対する防災技術」、「気候危機への適応:GLOFsや森林火災や洪水の観測と対応への革新的取り組み」といったセッションを予定しています。

本会議の詳細につきましては、ACDR2023のウェブサイト上で順次公開していきます。また、会議への参加も受け付けていますので、下記のサイトから登録ください。

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ACDR2023ウェブサイト:https://acdr.adrc.asia/home/acdr2023
(2023/8/31 15:00)
2023年8月28日(オンライン)
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ADRCは、気候変動予測先端研究プログラム(SENTAN)と、2023年8月28日に「アジア太平洋地域における災害リスク軽減のための気候変動影響予測」に関する第1回ウェビナーを共同開催しました。本ウェビナーでは、フィジー気象局(FMS)の気候学科学官ジャスニール・チャンドラ氏が、フィジーにおける気候変動の影響について発表を行いました。チャンドラ氏は、フィジーのラウトカ埠頭の海面が1993年から2022年の間に年率4.3mmで上昇していることを報告しました。その結果、いくつかの村(VeivatuloaやVunidogoloaなど)では海水が浸水しやすくなり、沿岸部の多くの家屋が移転を余儀なくされる事態となっています。

ウェビナーの目的の一つは気候変動予測の結果を共有することであるため、以下の日本人専門家もフィジーの気候変動に関連した発表を行いました。

1) 京都大学防災研究所 気象・水象災害研究部門 森信人 教授
2) 気象庁気象研究所 応用気象研究部 第二研究室 仲江川敏之 室長
3) 気象庁気象研究所 応用気象研究部 第一研究室 村田昭彦 室長
4)水災害・リスクマネジメント国際センター(ICHARM) 森範行 グループ長
5)京都大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 水工学講座 水文・水資源学分野 立川 康人 教授

小林健一郎准教授(神戸大学)、ジェリー・ポトゥタン主任研究員(ADRC)が、共同ファシリテーターを務めました。資料はウェブサイトからアクセスできます。
(2023/09/04 15:00)
2023年8月21日~25日(マレーシア)
20230821_2図1.png

準天頂衛星システム(QZSS)のサービスのひとつに、内閣府宇宙開発戦略推進事務局(NSPS-CAO)がアジア太平洋地域の国々で推進している「災害・危機管理衛星レポート(DCレポート)」があります。QZSSは、警報メッセージを地上に送信することができ、インターネットや携帯電話の通信システムがない地域でも有効です。また、既存の地上通信システムが異常災害によって被害を受けた場合の冗長システムとしても機能します。

NSPS-CAOの監督の下、ADRC、アジア航測株式会社、株式会社NTTデータの代表者で構成されるプロジェクトチームが2023年8月21日から25日にかけてマレーシアを訪問し、QZSS DCレポート技術のデモンストレーションを行いました。マレーシア工科大学の防災センターの現地支援により、プロジェクトチームは以下の主要な活動を行いました。

1)プトラジャヤのマレーシア首相府国家災害管理庁(NADMA)を訪問し、QZSSのDCレポート技術について主要関係者に説明
2)セランゴール州フルランガットの町を2日間連続で訪問し、QZSSプロトタイプ受信機のセットアップ、デモンストレーション、テスト、性能について議論
3)主要政府機関および関係者を招集し、災害早期警報システムに関する各地域の取り組みを共有するとともに、現地の参加者全員に調査票を配布
4)次のステップについて議論

マレーシアでのQZSS DCレポート実証実験では、フルランガットでテストされたプロトタイプ受信機がQZSSを通じて送信された警報メッセージを受信できることが示されました。このデモンストレーションの結果、現地関係からは、特段の関心があり、マレーシアの既存の早期警報技術や慣行と統合する選択肢についてプロジェクトチームと議論を行いました。
(2023/08/31 15:00)
2023年8月21日(シンガポール)
20230821図1.pngのサムネール画像

ADRCは、2023年8月21日にシンガポールで開催された第1回災害レジリエンスに関するASEAN地域間ダイアログ(AIDDR)に参加しました。AIDDRは、「越境リスクからのレジリエンス構築に関する地域的視点」をテーマに、アジア太平洋地域の地域機関を招集し、越境災害リスクおよびその他の新たな災害リスクに関する問題への影響を理解し、管理し、軽減するための戦略と現在のアプローチを探求しました。AIDDRは、以下の2つの主要な目的を達成することを目指しました。

1)災害リスク管理に関する地域機関間の協力関係を促進するための潜在的な道を探ること
2)知識交換と能力開発に特に焦点を当て、地域間のパートナーシップと協力を確立するための基礎を築くこと

ADRCを代表してポトゥタン氏は、国境を越えた災害を管理する際の課題の一つは、プロトコルやロジスティック・アプローチなど、影響を受ける国々の災害リスク管理(DRM)システムが通常異なることであると述べました。このような状況の中、ADRCは以下のような共通のプラットフォームを利用して、31カ国のメンバー国間での協力を促進していると説明しました。

1)GLIDE番号システムを利用した越境災害の共通識別の割り当てなど、越境リスクに関する情報共有
2)衛星、特に準天頂衛星システム(QZSS)とセンチネル・アジアを利用した越境リスクの早期警報

AIDDRでの議論に基づき、ASEAN事務局は次のステップを推進することを表明しました。

1)地域間の連携を強化するため、地域間対話を継続する
2)更なる協力と相乗効果を発揮するための取り組みに関する情報を提供するため、地域組織のキャパシティ・マッピングを実施する
3)データ共有、早期警戒、知識交換の分野における協力の提案を追求する
(2023/08/28 15:00)
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