2024年11月30日
センチネル・アジア(SA) は、宇宙コミュニティ(宇宙機関)、災害管理コミュニティ(ADRC とそのメンバー機関、災害管理機関)、国際機関、学術機関(大学、研究機関、技術機関)間の連携の枠組みです。ADRCとそのメンバーを通じた災害管理コミュニティとの連携は、当初からSAの主要ビジョンの一部でした。アジア・太平洋地域宇宙機関会議 (APRSAF)の枠組みの下で、2004年に提案され、2005年に実施が合意され、2006年に実施と運用が開始され、現在も運用されています。
2024年11月、ケンブリッジ・スカラーズ・パブリッシングから「センチネル・アジア10周年記念:アジア・太平洋における宇宙ベースの災害管理支援」というタイトルの本が出版されました。これは、ADRCの客員研究員である加来一哉博士、ADRCのプロジェクト・ディレクターである鈴木弘二氏らによって執筆されました。
この本は、2004年の構想発足から10年間のSAの活動をまとめたもので、10周年を記念しています。この本では、SAの歴史、枠組み、実施方法、運営方法、成果を紹介しており、地域のパートナーが建設的に協力して衛星リモートセンシングを適用し、地域の災害管理を支援してきた優れたケーススタディを提供し、SAのさらなる発展に貢献するとともに、他の地域での災害対応に関する同様の国際協力の参考になるでしょう。
この本の印税は、災害管理活動に寄付されます。詳細については、以下をご覧ください。
ハードカバー:https://www.cambridgescholars.com/product/978-1-0364-1715-4
(2024/12/07 15:00)