国連開発計画(UNDP)インドと国際復興支援プラットフォーム(IRP)/アジア防災センター( ADRC)は、3月28日から30日の3日間、インド・ニューデリーのUNDPカントリーオフィスにおいて、災害復興計画に関するトレーニングを実施しました。トレーニングには長期的な災害復興に従事している国連関係機関の28名の代表者が参加しました。参加者たちは、復興計画作成に影響を与える政策レベル及び実務レベルの中核を担う人々で、今後、マスタートレーナーとして、それぞれの組織において、学んだ知識を他の関係者に伝授していくことになります。
トレーニングは、数多くのディスカッションを取り入れ、復興計画に関する知識と経験の共有を図り、能力を高め、大規模災害の事前事後における計画策定を一層充実したものとすることを意図して行われました。こうしたディスカッションにより、参加者は自らの専門分野とは異なった復興課題を分析したり、取りうる様々な選択肢や参考事例を国際的な経験のなかから見出したりしていくことが可能となりました。当該復興トレーニングの成果として、インドで将来起こりうる災害からの生活復興に向けた市場分析の導入など、グループディスカッションによる一連の政策提言が得られました。
今後、インドのUNDP及び国連関係機関は、復興計画策定の知識を、国レベルから村レベルへと広げていくことになります。