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ADRCの活動
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ADRC活動報告

2024年10月31日


以前お知らせのとおり、アジア防災センター(ADRC)は、ベトナム堤防管理・防災局(VDDMA)および内閣府との共催で、2024年11月12日~13日に「アジア防災会議2024(ACDR2024)」を開催します。今年の会議は、「気候危機を乗り越えて持続可能な社会を築くための、先を見据えた対策と積極的な取り組み(Proactive Solutions and Anticipatory Actions for Sustainable Resilience to the Climate Crisis)」をテーマに、ベトナムのハノイで開催されます。


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今回の会議では、会議2日目午前に、ベトナムにおける災害や防災の課題について取り上げた特別セッションが開催されます。この特別セッションでは、今年9月にベトナムを襲った台風11号(アジア名:ヤギ)による影響に関する発表の他、ベトナムにおける最新の防災への取り組みについて、ベトナムのVDDMA、地方政府、研究機関から紹介していただきます。

同会議の最新情報を下記の通りお知らせいたします。会議への参加(対面およびオンライン)を希望される方は、ACDR2024ウェブサイトからお申し込みください。

登録 (ACDR2024ウェブサイト): https://acdr.adrc.asia/


開催日(ベトナム時間、UTC+7): 2024年11月12日~13日

プログラム案(2024年10月30日現在)


第1日:11月12日

・開会式

・ラウンドテーブル:仙台防災枠組における気候危機へのレジリエンスに関する行動実施における課題と進捗状況

・セッション1:洪水・鉄砲水リスク情報の高度化

・セッション2:将来リスク分析に基づく洪水対策の強化 - アジアにおける災害リスク軽減(DRR)と気候変動適応(CCA)の推進


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第2日目:11月13日

・ベトナムの災害と防災に関する特別セッション

・まとめ

・閉会式

・フィールドトリップ(メンバーのみ)


最新のプログラムを含むACDR2024の詳細については、上記ウェブサイトをご覧ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(2024/10/31 15:00)

2024年10月31日


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ADRCは、インド洋津波20周年記念事業として、シャクアラ大学津波防災研究センター(TDMRC/USK)と共同で「津波防災に関する国際シンポジウム」を開催します。

(URL:https://tdmrc.usk.ac.id/international-seminar-on-tsunami-mitigation/)


テーマ:インド洋津波20年後の津波防災戦略の強化

日時:2024年11月7日(木)

時間:10:30 - 19:00 (日本時間、GMT+9)

会場:ハイブリッド(オンラインおよび対面)、TDMRC USKオーディトリアム

登録:https://bit.ly/TsunamiSym

(2024/10/31 15:00)

2024年10月21日~25日(ブルネイ、バンダルスリブガワン)


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2024年10月21日から25日にかけて、ブルネイ・ダルサラームのバンダルスリブガワンにおいて、第45回ASEAN防災委員会(ACDM)、第12回ASEAN防災閣僚級会合(AMMDM)、その他関連会議が開催されました。


その中で第8回ACDM+Japan会合が10月23日に開催され、ADRCは「GLIDEを活用したデータベースのリンクと能力向上」と「ICTツールを活用したコミュニティ防災と災害対応」の新たな活動提案についてプレゼンテーションを行いました。また、会議では日ASEAN防災行動計画2021-2025における、さまざまな活動に関し進捗状況が報告されました。


10月25日にはインド洋津波20周年ASEAN記念式典、ASEAN防災の日(ADDM)2024記念式典、国際防災の日2024記念式典が開催されました。

(2024/11/01 15:00)

2024年10月14日~18日 (フィリピン、マニラ)


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準天頂衛星システム(QZSS:Quasi Zenith Satellite Systems)は測位・通信の機能がそれと似ていることから「日本のGPS」と呼ばれています。2024年10月14日~18日にフィリピンのマニラで開催されたアジア太平洋防災閣僚級会議(APMCDRR)にて、ADRCは国際協力機構(JICA)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や関係協力機関と共同でパートナーイベントを開催し、ジェラルド・ポトゥタン主任研究員が早期警報システムの向上におけるQZSSの貢献について発表しました。

QZSSの貢献として一つ目に、山岳地帯や離島といったWi-Fiやインターネット、モバイルネットワークのアクセスが限られている地域にも早期警報メッセージを送信することができるため、そのような地域での早期警報システムを改善することができます。二つ目に、地上通信網が災害で被災した場合に、QZSSは災害リスクのある地域に警報メッセージを送信するためのバックアップシステムとして機能します。また、QZSSは衛星測位システムでもあるため、警報メッセージは特定の被災地域に限定して送信することができます。

このパートナーイベントの詳細については、こちらのリンクをご参照ください。

https://apmcdrr.undrr.org/conference-event/urban-resilience-metropolises-incorporation-multi-sectoral-spatial-risk-assessment


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APMCDRRでは、ADRCはパートナーイベントのほか、活動紹介のポスター展示を行いました。1) 災害リスクマネジメントのための衛星観測とメッセージ送信サービスの促進、2) ICT(情報通信技術)を活用したコミュニティ防災、3) 防災力向上のための人材育成プログラムの実施について紹介しました。

最終日には、ADRCはJICAの協力プロジェクト「パッシグ・マリキナ川河川改修事業」の現場視察に参加し、マリキナ市、パシッグ市を訪問しました。同事業ではマニラ首都圏の洪水被害をさらに軽減するための河川拡幅等を実施してお、現場視察を通じて事業の取り組みについて理解を深めました。

(2024/10/25 15:00)

2024年10月13日~20日


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2024年10月13日から20日にかけて、ASEAN防災人道支援調整センター(AHAセンター)が実施する ASEAN幹部向け緊急対応防災リーダーシップ事業(ACE-LEDMP)のエグゼクティブレベルを対象とした日本研修を実施しました。ACE-LEDMPエグゼクティブレベルは3か月のオンラインプログラム、インドネシアでの2か月の実地研修、さらに日本での1週間の研修を通して、ASEANの防災分野でリーダーシップを発揮する人材を育成することを目的としたプログラムです。


今回のプログラムには、ASEAN10カ国および東ティモールの防災担当部署での勤務経験が5年未満の幹部候補職員20名が参加し、同行するAHAセンターからの職員4名とともに来日しました。日本での研修では、内閣府、神戸市、荒川下流河川事務所、国際協力機構(JICA)、アジア防災センター(ADRC)などから講義を受けるとともに、人と防災未来センター、津波高潮防災ステーション、野島断層保存館、京都大学宇治川オープンラバラトリーなどを視察し、日本の防災政策についての理解を深めました。


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また、研修の最後には、研修で学んだ内容や、今後各国の防災対策の推進するための気づきについて発表を行いました。参加者はインドネシアに戻り、全体のACE-LEDMP研修プログラムを通じて得た経験をもとに、今後のアクションプランなどを検討したとのことです。

(2024/10/27 15:00)

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