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ADRCの活動
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ADRC活動報告: テーマ・課題 >> その他

2024年10月31日


以前お知らせのとおり、アジア防災センター(ADRC)は、ベトナム堤防管理・防災局(VDDMA)および内閣府との共催で、2024年11月12日~13日に「アジア防災会議2024(ACDR2024)」を開催します。今年の会議は、「気候危機を乗り越えて持続可能な社会を築くための、先を見据えた対策と積極的な取り組み(Proactive Solutions and Anticipatory Actions for Sustainable Resilience to the Climate Crisis)」をテーマに、ベトナムのハノイで開催されます。


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今回の会議では、会議2日目午前に、ベトナムにおける災害や防災の課題について取り上げた特別セッションが開催されます。この特別セッションでは、今年9月にベトナムを襲った台風11号(アジア名:ヤギ)による影響に関する発表の他、ベトナムにおける最新の防災への取り組みについて、ベトナムのVDDMA、地方政府、研究機関から紹介していただきます。

同会議の最新情報を下記の通りお知らせいたします。会議への参加(対面およびオンライン)を希望される方は、ACDR2024ウェブサイトからお申し込みください。

登録 (ACDR2024ウェブサイト): https://acdr.adrc.asia/


開催日(ベトナム時間、UTC+7): 2024年11月12日~13日

プログラム案(2024年10月30日現在)


第1日:11月12日

・開会式

・ラウンドテーブル:仙台防災枠組における気候危機へのレジリエンスに関する行動実施における課題と進捗状況

・セッション1:洪水・鉄砲水リスク情報の高度化

・セッション2:将来リスク分析に基づく洪水対策の強化 - アジアにおける災害リスク軽減(DRR)と気候変動適応(CCA)の推進


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第2日目:11月13日

・ベトナムの災害と防災に関する特別セッション

・まとめ

・閉会式

・フィールドトリップ(メンバーのみ)


最新のプログラムを含むACDR2024の詳細については、上記ウェブサイトをご覧ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(2024/10/31 15:00)

2024年10月31日


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ADRCは、インド洋津波20周年記念事業として、シャクアラ大学津波防災研究センター(TDMRC/USK)と共同で「津波防災に関する国際シンポジウム」を開催します。

(URL:https://tdmrc.usk.ac.id/international-seminar-on-tsunami-mitigation/)


テーマ:インド洋津波20年後の津波防災戦略の強化

日時:2024年11月7日(木)

時間:10:30 - 19:00 (日本時間、GMT+9)

会場:ハイブリッド(オンラインおよび対面)、TDMRC USKオーディトリアム

登録:https://bit.ly/TsunamiSym

(2024/10/31 15:00)

2024年9月30日


アジア防災センター(ADRC)は内閣府及びベトナム堤防管理・防災局(VDDMA)と共催で、アジア防災会議2024(ACDR2024)を2024年11月12-13日にハノイ市にあるハノイクラブホテルで開催します。


ACDR2024のテーマは「気候危機を乗り越えて持続可能な社会を築くための、先を見据えた対策と積極的な取り組み」です。本会議はハイブリッド形式で開催されます。現地またはオンラインでのご参加申し込みは以下のサイトからお願いします。


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ACDR2024ホームページ:https://acdr.adrc.asia/

(2024/09/30 15:00)

2024年9月30日


ADRCは、2024年10月17日、国際協力機構(JICA)、センチネル・アジア、その他のステークホルダーと共同で、アジア太平洋防災閣僚会議(APMCDRR)2024のパートナーイベント「都市のレジリエンス:災害に強い都市への投資のための都市計画における多様な部門による空間リスク評価の組み込み、および宇宙衛星サービスを活用した災害リスク軽減のための地域ソリューションの強化/より良い復興」を開催します。


甚大化する都市災害の根本原因に対処するために、災害リスク軽減を都市計画やインフラ計画策定のプロセスに組み込むより良い方法を特定することが急務となっています。さらに、想定外の規模の災害に効果的に対応するためには、地理的情報への迅速なアクセスとリスク情報の普及が重要です。


このパネルディスカッションでは、様々な実務家や専門家が上記のニーズに対応するための経験やベストプラクティスを共有します。

APMCDRR参加者の皆様のご参加をお待ちしております。詳細は下記ウェブサイトをご覧ください。


https://bit.ly/APMCDRR2024-PE20241017

(2024/09/30 15:00)

2024年9月7日(インドネシア、ジョグジャカルタ)


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関西国際大学(KUIS: Kansai University of International Studies)がトヨタ財団の助成を受けて実施している「アジアにおける市民防災エンパワメントプログラムの共同開発」事業の一環として、2024年9月7日(土)にインドネシアのジョグジャカルタで、地元コミュニティと協力したICTを活用したコミュニティ防災訓練が実施され、ADRCはその事業実施のサポート機関として活動に参加しました。


洪水や火山灰の土石流などの災害が危惧されるジョグジャカルタ市内のCode川沿いのJogoyudanというコミュニティを対象とし、KUISと現地のUniversity of Atma Jaya Yogyakarta(UAJY)が自治体の防災機関(BPBD)およびコミュニティと調整して、双方の大学の学生が活動に参画する形で実施されました。準備期間が短かったことで十分な調整はできませんでしたが、避難訓練ではそれぞれが協力し、けが人、妊婦、身体障がい者をサポートして避難するなどの工夫した活動ができました。


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訓練は、昨年度ADRCがマレーシアでのASEAN事業で導入したコミュニティとの災害時の情報共有システム(geoBingAn + WhatsAppのシステム)を活用し実施されました(ADRCハイライト368号、370号を参照)。このアプリは、普段使っているWhatsAppから登録することにより、登録者のWhatsAppへの一斉配信(Broadcast)と、WhatsAPPからのテキスト、写真、動画による情報収集が可能となるものです。WhatsAPP上で双方向の情報のやりとりを可能とする使い勝手のよいシステムです。


訓練中には、BPBDが従来から利用している無線での情報共有に加え、参加者からWhatsAppで情報を随時アップロードすることもできました。BPBDやコミュニティからも使い慣れているWhatsAppを利用して情報を共有するのはとても便利で使いやすいとの声がありました。訓練終了後にも、BPBDから今後の協力に関する質問もあり、また引き続きこのシステムを利用していきたいとの要望もありました。


前述のとおり、今回は事前の準備時間があまり取れず、自治体職員が十分にシステムを活用した活動まではできませんでしたが、ICTを活用した訓練の結果は、引き続き実施された国際ワークショップ「アジア市民防災推進会議(ACDRI)」において報告されました。次回のマレーシアの大学との活動で引き続きICTを活用した防災イベントを実施する予定です。

(2024/09/14 15:00)

2024年5月1日


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ブルネイ・ダルサラーム国政府よりアジア防災センター(ADRC)メンバー国への加盟申請があり、2024年5月1日から33番目のメンバー国として迎え入れることになりました。ADRCはブルネイ・ダルサラーム国の積極的な参加を得て、今後より一層充実した防災活動に取り組んでいきます。

(2024/05/08 15:00)

2024年1月30日

日本時間の2024年1月1日(月)16時10分頃、日本海側の広い範囲でマグニチュード7.6の地震の揺れが観測され、石川県の能登半島で最大震度7が観測されました(GLIDE 番号:EQ-2024-000001-JPN)。また、地震により、震源に近い沿岸部を中心に北海道から九州にかけ、広範囲で大小の津波が観測されました。本地震及び津波により、多くの死者、負傷者、家屋や建物の倒壊、火災、土砂崩れなどが発生しました。

ADRCでは、災害直後より、本災害の情報収集を行っており、ホームページ上で英語(および日本語)で幅広く情報を発信しています。詳細は、以下のサイトをご覧ください。

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令和6年能登半島地震の概要情報(英語版)
*大規模災害レポートのページ、随時更新

最新災害情報 *随時更新
(202401/30 15:00)
2023年10月1日(フィジー)
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フィジー共和国政府よりADRCメンバー国への加盟申請があり、2023年10月1日から32番目のメンバー国として迎え入れることになりました。ADRCはフィジー共和国の積極的な参加を得て、今後より一層充実した防災活動に取り組んでいきます。
(2023/10/08 15:00)
2023年3月6日~10日(日本、神戸)

ADRCは2023年3月6日から10日かけ、JICA国別研修「マレーシアLEP 2.0 災害リスク管理能力強化」コースを実施しました。本研修はマレーシアにおいて災害に強い社会の実現のため、国家防災機関である国家災害管理庁(NADMA)の技術及び調整能力が向上することを目的としています。第1回目となる本研修ではNADMAを中心に、関係機関より計15名が参加しました。

研修初日は研修オリエンテーション、各機関からのカントリープレゼンテーション、ディスカッションを行い、研修目的、各視察先でのポイントの整理と確認を行いました。続いて2日目以降は、洪水や土砂災害対策の現場を精力的に訪問しました。研修員は日本の対策の実際について熱心に学び、質疑、意見交換が活発に行われました。最終日は各研修員が、本研修で学んだ点を報告し、研修を締め括りました。

本研修実施にあたり、視察を受け入れてくださいました各関係機関の皆様に厚くお礼申し上げます。今後とも引き続きご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
(2023/03/17 15:00)
2023年1月31日
先月もお知らせの通り、アジア防災センター(ADRC)は今年度のアジア防災会議2022(ACDR2022)を、3年ぶりに対面とオンラインのハイブリッド方式で開催します。ACDRは、毎年、日本を含むADRCメンバー国で開催され、メンバー国や防災関連機関からの関係者とともに、アジア諸国における防災の課題について議論を行う場を提供しています。
本年度のアジア防災会議は、「WHAT IS NEXT? -過去に学び、未来に備える-」をテーマに、仙台市で開催予定です。
本会議の概要は、以下の通りです。
<日時>
2023年3月10日(金)- 12日(日)
*10日の会合はメンバー国のみ、11日終日及び12日午前が一般公開セッション
 <会場>
仙台国際センター
住所:仙台市青葉区青葉山
 <プログラム(案)>
2023年3月11日(土)
開会
関東大震災100年記念特別セッション
セッション1:大規模災害とその対策
2023年3月12日(日)
セッション2:仙台防災枠組の取組みにおけるデータ連携の拡大 -GLIDE
(GLobal IDEntifierNumber)の利用促進
セッション3:衛星を活用した防災・危機管理情報の提供
閉会
本会議への対面およびオンライン参加ご希望の方は、以下のサイトから登録を行えます。
本会議に関する詳細につきましては、上記ウェブサイトおよび本紙面において、お知らせしていきます。皆様のご参加をお待ちしております。
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(2023/01/31 15:00)
2022年12月27日

ADRCは、2023年3月10日から12日にかけて 、2022年度のアジア防災会議(ACDR2022)「WHAT IS NEXT? -過去に学び、未来に備える-」を、仙台市で開催します(3月10日の会合はメンバー国およびアドバイザー国対象。主要会議は3月11日から開催)。ACDR2022は、対面およびオンラインのハイブリッド形式で実施されます。

本会議では、関東大震災に関するスペシャルセッションのほか、「大規模災害とその対策」、「仙台防災枠組の取組みにおけるデータ連携の拡大― GLIDE (GLobal IDEntifier Number)の利用促進」、「衛星を活用した防災・危機管理情報の提供」といったセッションを予定しています。

ACDR2022の詳細につきましては、ACDR2022のウェブサイト上で順次公開していきます。また、会議への参加も受け付けていますので、下記のサイトからご登録ください。また、次号以降の本紙面で、更に詳細をお伝えしていきます。
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(2022/12/27 15:00)

2022年11月8日~10日(日本、神戸)

ADRCは、神戸市立原田中学校が実施する「トライやる・ウィーク」(中学生の職場体験)で、2学年の学生2名を2022年11月8日から10日まで受け入れました。

期間中は、牛乳パックで地震に強い建物の模型を工作するなど耐震について学習するプログラムのほか、神戸市灘区青谷地区のオンラインタウンウォッチング、兵庫県広域防災センターの視察などを実施しました。学生からは「様々な活動を体験していくうちに、災害についてとても深く知ることができた。」、「起震車で体験した揺れは想像以上だった。」などの感想が聞かれるなど、充実した職場体験となったようです。

今後とも、当センターでは日本やメンバー国の防災人材の育成に取り組んでいきます。

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(2022/11/15 15:00)
2022年10月28日

今年度の当センターの年次会合、アジア防災会議(ACDR)は、2023年3月10日~12日(一般向けプログラムは3月11日~12日)にかけて、仙台市で開催されることになりました。
詳細につきましては、今後、本紙面および当センターのホームページでお知らせしていきます。 
(2022/10/28 15:00)

2022年10月21日~28日 (日本)
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ADRCの設立当初からのメンバー国であるウズベキスタンから、日本の地震対策を学ぶことを目的として、2022年10月21日から28日までの期間で、調査団が来日しました。調査団は、ミルザエフ・シロジディン・ザイニエヴィッチ ウズベキスタン科学アカデミー副会長以下、内閣府、非常事態省などの政府機関職員や科学アカデミーや大学などの研究者11名で、名古屋大学、東京大学などの大学、内閣府防災、国土地理院(写真)、建築研究所、防災科学技術研究所などの政府関係機関等を訪問しました。

日本の法制度や防災技術についての説明を受け、実際の観測装置や実験施設を視察しました。各訪問先では活発な質疑応答がなされ、研修参加への意向などが示されました。ADRCは本調査団のプログラム日程策定のアドバイス、訪問先への同行などの支援を行いました。
(2022/10/28 15:00)
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2020年11月24日(オンライン)

アジア防災センターは、2020年11月24日(火)に第1回オンライン津波セミナーを開催しまし
た。東北大学災害科学研究所所長今村文彦教授の特別講演に続き、サッパシー・アナワット准教
授より講演が行われました。
詳細につきましては下記のサイトをご覧ください。
https://www.adrc.asia/acdr/2020tsunami.php

(2020/11/24 09:50)


2020年9月2日(日本)

現在、アジア各国においては様々な防災活動が実践されています。この中で、防災教育は災害の基本について学び、次の災害に備えることが出来る有効な手段の一つです。特に、2004年のスマトラ島沖地震による最大の被災地であるインドネシアのバンダアチェにおいては、国内外の様々な機関によって、防災教育活動の普及が進められています。
 本日紹介するのは、NPO法人MIS(Multilateral International Students)です。MISは2011年に東京大学の学生の方々が設立された団体で、防災に限らず、貧困、環境、農業支援などをテーマにアジア各国で活動されています。現在では、東京大学の学生の方々を中心に約140名で構成されています。その活動のひとつに、インドネシアのバンダアチェを対象とされたチーム、JISI(Japan Indonesia Students Interaction)があります。JISIは2014年から同地域において防災教育の活動を推進されていて、生徒や教員向けのワークショップ、避難訓練などを実施されています。一方で、本年も同様の活動が実行される予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で渡航が困難となり、現在は国内での情報収集などの対応をされています。そこで、同分野の活動実績があるアジア防災センターと、今後の活動を見据えて、2020年9月2日にWebの意見交換会が実施されました。ここでは、日本の防災教育をひとつの参考情報として、現地の方々の要望に応じたプログラムのローカライズ、学校関係者だけではなく地域住民の方々に参加いただく総合的な防災訓練の必要性などの意見交換が行われました。アジア防災センターとしましては、今後、JISI様との活動連携を模索し、インドネシアにおけるより良い防災教育について検討したいと思います。

2019年11月5日、7~8日(神戸) 

原田中学2年生の2名がアジア防災センターに来られました。

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[トライやる・ウィーク 活動レポート:原田中学校 2年 ヴィサテップ パリサー] 
<11月5日(火)> 
・地すべり資料館の見学 
<11月7日(木)> 
・JICAの見学 
・鈴木さんのお話  人道支援  衛星を使用した防災(光学衛星、測位衛星) 
<11月8日(金)> 
・移民センターの見学 
<感想> 
Thank you for telling me about disaster prevention. The study tour was very meaningful for me, because I have learned a lot.  

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[トライやる・ウィーク 活動レポート:Harada Junior High School Kikuta Sakushi]  
<11月5日(火)> 
・仁川百合野町地区地すべり資料館の見学 
<11月7日(木)> 
・JICA見学 
・鈴木さんのお話 日中韓の関係、人道支援について 災害時の衛星を利用した支援方法や災害情報を伝えるための利用法 
<11月8日(金)>
 ・移民センター見学 ・レポート発表 
<全体を通して>
I learned about importance of disaster prevention and risk of disaster. It was precious experience. 
このトライやるウィークで聞いた話は、自分にとって初めて知ることばかりで、本当に貴重な経験になりました。 鈴木さん、小堀さん、地すべり資料館の方の、さまざまな考え方に触れ、自分の中の価値観が大きく変わりました。

2016年4月29日(フィリピン、マカティ市)DSC04683-1.JPG

国際復興支援プラットフォーム (IRP)/アジア防災センター(ADRC)は、マニラ気象台の要請を受け、SMプライム(フィリピンの不動産開発大手企業)及びフィリピン災害復興基金と協力し、2016年4月29日にフィリピン、マカティ市のアジア経営大学院で開催された「事前災害復興計画に係るオリエンテーション・ワークショップ」の支援を行いました。

このワークショップには、市民社会(シビル・ソサエティ)や科学界、学術団体、マスメディア、地域社会の代表者など、官民セクターから約90名の参加者が集まり、事前復興計画の本質について学びました。参加者の構成が多様性に富んでいたため、効果的に事前復興計画の演習を実施することが出来、また、復興過程においてお互いの機能を補完的に支援することを促すことも出来ました。

今回のワークショップでは、世界中の災害復興の経験から得られた、戦略、行動、事例研究を含む現時点のツールや経験に基づいて、事前復興計画を策定するための様々なアプローチを探ることが出来ました。特に日本において、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、そして、熊本地震(2016年)の復旧・復興過程で活かされた事前の災害時応援協定や復興支援協定などの経験や教訓は注目を集めました。

また、フィリピンからの著名なスピーカー、とりわけ、マニラ気象台のアントニア・ロイザガ氏、SMプライムのリザ・シレリオ氏、フィリピン災害復興基金のギレルモ・ルーズ氏、フィリピン市民防衛局のアレキサンダー・パマ大将、そして、フィリピン経済開発局のレメディオス・エンデンチア氏から、事前復興計画の重要性について強調する発言が際立ちました。

ワークショップでの発表者は、総じて、事前復興計画が本質的であることを認識しており、さらに、政府関係機関や地域社会のセクターは、災害復興の過程において、同じような組織的、政策的な課題に直面することが、事前復興計画の重要性を高めていると考えていました。例えば、災害に対するガバナンスや財政管理、効果的運用の問題、被災地における再開発基準や輸送の問題、被災者の健康・生活面の問題などは、全てのセクターにおいて共通の課題として考えられます。したがって、事前復興計画をあらかじめ策定しなければ、社会全体で巨大な損失が連動して発生することとなるのです。

事前復興計画を策定することの利点として、まず、第一に、全てのステークホルダーが、分野横断的、学際的、省庁間・部局間が協力して、事前復興計画を策定することによって、復興の速度を速めることが出来ます。また、お互いに協力した計画策定と実行が促され、不明確さや、重複、ボトルネックとなる部分を最小限にすることが出来ます。第二に、全てのステークホルダー間のさらなる強力な関係を構築することが出来て、災害直後のストレス下での不適当な決断を避けることが出来ます。全てのステークホルダーが復興への全面的な参加・協力に備えることによって、自ら積極的に関与し、事前にリスクを知悉したうえで決断をすることが容易になります。最後に事前復興計画の策定は、復興過程を財政的に支援するための仕組み(例:事前復興支援協定や契約によるサービス提供など)をあらかじめ確立することが出来ます。

今回のワークショップでは、フィリピン火山地震研究所から提供されたメトロ・マニラ地域の地震シナリオを使用することによって、主に2つの成果を上げることが出来ました。一つは、「事前復興計画のためのチェックリスト」であり、もう一つは、「事前復興支援協定のひな型」です。今後、参加者は、フィリピン政府災害対策調整会議とともに、今回の議論をさらに前向きに進めていくことに同意し、災害復興過程における事前復興支援協定を実現するための選択肢を調査していくこととなりました。

(2016/04/29 14:40)

2014年6月16日~17日(フィリピン、マニラ)


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 SMプライムが主催し、IRP/ADRCの協力、UNISDRのグローバル教育研修機関(GETI)の実施による「ビジネス防災ワークショップ」が、6月16日~17日にかけて、マニラのアジア・モール、SMXコンベンション・センターで開催されました。
 今回のワークショップは、貿易、金融市場、サプライチェーンが益々相互に結びつきを強め、世界経済や政治が急速に変化しつつあるという認識のもと開催されました。ビジネスは、特に災害時において、従来よりもよりリスクの高い状況に直面します。例えば、2011年の東日本大震災、バンコクの洪水では、企業が大きな被害を受けましたが、世界的企業は災害から企業を守り、災害後もビジネスを継続しなくてはなりません。ワークショップでは、(1)民間セクターのリスク・マネジメントに係る能力や戦略を強化する、(2)投資の妥当性及び持続性を確保し、全てのリスクの可視化を促進する、(3)政府に対し、民間セクターと協力し、防災への投資をより強化するよう働きかけることを目的としました。
 民間企業、政府、学術関係者60名以上が参加し、より災害に強いビジネスの実現のために今後どのような戦略、活動が必要なのか等について議論を行いました。IRP/ADRCとして、中小企業の防災についての世界の事例を紹介し、参加者がそれぞれの事業継続計画(BCP)を策定するためのガイダンスや幅広い選択肢を提供しました。
 また、ハンス・サイ氏(SMプライム会長)、アレクサンダー・パマ氏(NDRRMCエグゼクティブ・ディレクター)、レナト・ソリダム氏(フィリピン火山・地震学研究所ディレクター)、ホセ・カディズ氏(マリキナ市副市長)、アルフレド・アーキラノJr.(前セブ州サンフランシスコ市長)が地元であるフィリピンの事例について報告されました。
 ワークショップでは、防災に関する知識のギャップをなくすこと、また企業オーナーは官民のより緊密な連携によって従来のBCPの枠を超えなければならず、さらには、企業は災害リスクに対応した商品によって市場に新たな価値を創造することを考慮すべきとの提言がありました。

(2014/6/30 14:30)

2013年3月26日(日本)

アジア・太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF)の事務局より、アジア防災センターの杉浦主任研究員がインタビューを受け、これから始まるセンチネルアジアのステップ3におけるアジア防災センターの役割について話しています。

http://www.aprsaf.org/interviews_features/interviews_2013/70.php
あなたはAPRSAFのサイトにジャンプしようとしています。上記のリンクをクリックしてください

*アジア太平洋地域の宇宙機関で構成される国際会議。日本からは航空宇宙開発機構(JAXA)が参画。

(2013/4/16 13:40)

 2012年12月14日(日本、神戸)

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12月14日、外務省の招きにより来日中のフダイベルゲノフ・ウズベキスタン共和国非常事態大臣がアジア防災センターに立ち寄られました。

本センターからは、メンバー国の防災関連人材育成やセンチネル・アジアを通じた防災関係の技術協力等の業務概要について紹介しました。大臣からは、非常事態省ではこれまでもJICA研修等の場を通じて日本の防災政策について学ぶ機会を持ってきているが、アジア防災センター客員研究員制度の活用を図り、さらに日本の経験・教訓や知見に学んでいきたいとのコメントがありました。

          (2012年12月26日 13:00) 

(←フダイベルゲノフ大臣からの記念品の授与)

2012年5月2日(神戸、日本)


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5月2日、中川防災担当大臣が関西方面を視察された際、HAT神戸に集積する防災関係の国際機関に立ち寄られました。お出迎えしたのはアジア防災センター所長、国際防災復興協力機構上席専門復興官、国際連合国際防災戦略事務局駐日事務所代表、国際連合人道問題調整事務所神戸事務所長などのメンバーです。各機関からそれぞれの業務の概要について紹介したあと、大臣より、阪神淡路大震災や東日本大震災の経験を国際的に情報発信することが重要であり、諸外国からのニーズをくみ取りやすい立場にあるアジア防災センター等の機関の活躍に期待したい旨の御発言がありました。

(2012/05/09 18:30)

2011年2月28日~3月5日,ベトナム,ハノイ
2011年3月14日~3月19日,インドネシア,ジャカルタ


アジア防災センターは、衛星画像の防災利用のための人材育成プログラムを、アジア工科大学(AIT)と協力して、2011年2月28日~3月5日にベトナムのハノイで、2011年3月14日から3月19日にインドネシアのジャカルタで、各国で実施しました。
このプログラムは、講習(1日間)と実習(5日間)が含まれており、ベトナム国自然資源環境省リモートセンシングセンター(MONRE)、インドネシア国立航空宇宙技術研究所(LAPAN)と協力して、プログラムを実施しました。なお、本プロジェクトは、ADRCが2008年から実施しているASEAN10カ国を対象にした4つの防災能力開発事業のうちの一つです。
ベトナムやインドネシアでは、防災分野での衛星データの利用が進められていますが、衛星データを十分に使いこなせる技術者が不足しており、技術者の育成が課題です。
本プロジェクトでは、防災に携わる技術者や行政担当者を対象に、衛星データ利用のために必要なリモートセンシング技術やGIS、GPSに関する講習及び実習を行いました。
ベトナムでは、洪水をケーススタディのテーマとし、洪水発生前と洪水発生後の衛星画像の比較をして、洪水氾濫区域の抽出をしました。
インドネシアでは、津波をケーススタディのテーマとし、津波のシミュレーション結果から、津波の被災区域を抽出しました。
本プロジェクトを通して、各国の防災分野での衛星データの利用が更に推進されることが期待されます。
アジア防災センターでは、引き続き、ベトナム、インドネシアにおける防災分野での衛星データの利用を推進していくとともに、本プロジェクトをASEANの他の国々に順次展開していく予定です。本プロジェクトの詳細については、ADRCのウェブサイトを参照下さい(http://www.adrc.asia/top_j.php)。

2011/03/30 13:20

  2011年2月1日~2日(タイ、バンコク)


  アジア防災センターは、ASEAN地域の防災能力強化のための衛星データ利用に関する第一回リージョナルワークショップを、2月1、2日に、アジア工科大学の協力のもと、同大学のカンファレンスセンターで開催しました。
  このリージョナルワークショップは、アジア防災センターが2008年からASEAN諸国を対象に実施する4つの防災能力開発事業の一つで、防災に携わる技術者や行政関係者を対象実施している、「衛星画像利用の防災利用についての講習や実習」の成果報告や、衛星画像の防災利用についての情報を関係者で共有することを目的として実施しました。
 ASEAN諸国、ASEAN事務局、在タイ日本大使館、国際機関から、27名が出席し、衛星画像の利用推進のための活発な討議が行われました。
  このリージョナルワークショップの討議のポイントは、以下の通りでした。
    1) 宇宙関連機関と防災関係機関との緊密な関係
    2) 有効な衛星情報利用と専門知識と技術の開発
    3) 災害管理の能力を向上するための宇宙技術以外のICT技術の利用
    4) 地域のシステムを通じた国家間での相互学習
 
  アジア防災センターでは、引き続き、ASEAN地域の防災分野での衛星データの利用を推進してゆきます。
なお、このプロジェクトおよび、リージョナルショップの詳細な結果については、ADRCのウェブサイト(http://www.adrc.asia/top_j.php)をご覧ください。

2011/02/21 13:20

2010年10月17日~23日,カンボジア,プノンペン


アジア防災センターは、衛星画像の防災利用のための人材育成プログラムを、アジア工科大学(AIT)と協力して、2010年10月17日~23日にカンボジアのプノンペンで実施しました。
このプログラムは、講習(1日間)と実習(5日間)が含まれており、カンボジア土地管理都市開発建設省地理局と協力して、プログラムを実施しました。なお、本プロジェクトは、ADRCが2008年から実施しているASEAN10カ国を対象にした4つの防災能力開発事業のうちの一つです。
カンボジアでは、防災分野での衛星データの利用が進められていますが、衛星データを十分に使いこなせる技術者が不足しており、技術者の育成が課題です。
本プロジェクトでは、防災に携わる技術者や行政担当者を対象に、衛星データ利用のために必要なリモートセンシング技術やGIS、GPSに関する講習及び実習を行いました。特に、干害をテーマとして、講習と実習をおこないました。
本プロジェクトを通して、各国の防災分野での衛星データの利用が更に推進されることが期待されます。
アジア防災センターでは、引き続き、カンボジアにおける防災分野での衛星データの利用を推進していくとともに、本プロジェクトをASEANの他の国々に順次展開していく予定です。本プロジェクトの詳細については、ADRCのウェブサイトを参照下さい(http://www.adrc.asia/top_j.php)。

2010/10/25 13:20

2010年8月11日~20日,タイ,バンコク
2010年8月27日~9月3日,フィリピン,マニラ
2010年9月10日~17日,ミャンマー,ネピドー


アジア防災センターは、衛星画像の防災利用のための人材育成プログラムを、アジア工科大学(AIT)と協力して、2010年8月11日~20日にタイのバンコクで、2010年8月27日から9月3日にフィリピンのマニラで、2010年9月10日から17日にミャンマーのネピドーでの各国で実施しました。
このプログラムは、講習(1日間)と実習(5日間)が含まれており、タイ地理情報技術協会(GISTDA)、フィリピン火山地震研究所(PIVOLCS)、ミャンマー科学技術省(MOST)と協力して、プログラムを実施しました。なお、本プロジェクトは、ADRCが2008年から実施しているASEAN10カ国を対象にした4つの防災能力開発事業のうちの一つです。
タイやフィリピン、ミャンマーでは、防災分野での衛星データの利用が進められていますが、衛星データを十分に使いこなせる技術者が不足しており、技術者の育成が課題です。
本プロジェクトでは、防災に携わる技術者や行政担当者を対象に、衛星データ利用のために必要なリモートセンシング技術やGIS、GPSに関する講習及び実習を行ったところです。本プロジェクトを通して、各国の防災分野での衛星データの利用が更に推進されることが期待されます。
アジア防災センターでは、引き続き、タイ、フィリピン、ミャンマーにおける防災分野での衛星データの利用を推進していくとともに、本プロジェクトをASEANの他の国々に順次展開していく予定です。本プロジェクトの詳細については、ADRCのウェブサイトを参照下さい(http://www.adrc.asia/top_j.php)。

2010/10/06 13:20

2010年3月20日(インド、グジャラート州、ガンディーナガル)


gsdma_consultation1.JPGIRPは、インドのガンディーナガル市で開催された、グジャラート復興状況報告書に係る州レベルのコンサルテーションに参加しました。コンサルテーションは防災グローバル・フォーラム及びデリー大学の主催により開催され、中央、地方政府、NGO等から20名を超える参加者がありました。
IRPはプレゼンテーションの中で、一連の復興状況報告書作成の経緯について説明し、知見の構築のためには、復興における優良事例や経験が重要であることを強調しました。特に「グジャラート地震復興状況報告書」は、『よりよい復興』を実現する、中央、地方政府向けの「復興ガイダンスノート」の作成に資するものでもあります。コンサルテーションでは、復興過程での問題、ギャップについての議論、また経験、優良事例、教訓の共有化、及びグジャラート地震からのユニークな復興の経験から導き出されるキーメッセージについての熱心な議論が行われました。報告書はまもなくIRPのホームページに掲載される予定です(www.recoveryplatform.org)。

(2010/04/01 14:30)

2010年3月15日~19日(インド、ニュー・デリー)


guidance note march.JPG

各国政府が「より良い復興」を実現するための「復興ガイダンスノート」作成に係る第2回ナショナル・コンサルテーションが、IRPとUNDPインドの主催によりニュー・デリーで開催されました。インフラ、シェルター、気候変動対応、健康、心のケアのそれぞれの分野の専門家50名以上が参加し、インドにおける経験から様々な復興の局面における事例研究、優良事例などが提示されました。ガイダンスノートは、復興活動を強化する「オプション・メニュー」を提供し、その中で政策決定者や実務者は適したオプションを決定します。またガイダンスノートは分野ごとに分かれ、事例研究を中心に証例に基づいたものとなっており、絶えずアップデートを図っています。IRPでは、コンサルテーションに引き続き、神戸でワークショップ、2010年4月にはペアレビューを実施します。

(2010/03/31 14:30)

2009年12月21~23日(ビシュケク、キルギス)


キルギス緊急事態省(Ministry of Emergencies)を訪れ、キルギスにおける自然災害への宇宙技術利用と今後の協力関係の強化について協議しました。
また、中央アジア応用地球科学研究所(Central Asian Institute of Applied Geosciences) において、自然災害に対する宇宙技術利用について協議しました。


(2009/12/24 17:30)

2009年9月27~30日(コロンボ、スリランカ)


スリランカ防災人権省(Ministry of Disaster and Human Rights)および防災施策の実施機関である国家災害管理局(Disaster Management Center (DMC))を訪れ、スリランカにおける自然災害への宇宙技術利用と今後の協力関係の強化について協議しました。

また、Meteorology Department, Survey Department, Coast Conservation Department, National Building Research Organizationにおいて、自然災害に対するそれぞれの役割と宇宙技術利用について協議しました。


(2009/10/06 17:30)

 

2009年9月9日~11日(ブータン王国)


thimphu20090911.JPG

このプロジェクトは、公共建築物等の耐震化を中心として、地震発生時の被害の軽減および復興のための拠点の確保と的確で迅速な復興活動を可能にする、安全で安心なコミュニティおよび地域を創出することを目的としている。    
 今回のワークショップでは、ブータン王国政府で作成した地震防災および耐震設計に関するガイドライン等を日本側で再検討し、その再検討の結果をブータン側の技術者に対して説明するとともに、意見交換を行うことであった。
 ワークショップには首都ティンプー及びその周辺地域から18名の技術者が参加し、ブータン側が作成したガイドライン等に関して、日本の専門家からそれに対する評価や他の事例との比較結果等について説明を行い、ブータン側の出席者との間で活発な質疑応答や意見交換が行われた。


(2009/9/16/13:20)

2009年9月3~4日 (ジャカルタ、インドネシア)


日本・ASEAN統合基金(JAIF)の事業として既に承認されている、「ASEAN防災人道支援調整センタ(AHAセンター)に関わるフィージビリティ調査」および将来予定されている「通信衛星を活用したASEAN防災情報ネットワークシステム整備」等について、今後のプロジェクトの進め方を、ASEAN事務局、AHAセンター準備事務所等と協議してきました。このうちAHAセンターフィージビリティ調査については、ADRCが実施機関として参加する予定となっています。

JST-JICA 地球規模課題対応国際科学技術協力 インドネシアにおける地震火山の総合防災策 プロジェクト事務所において、関係者と本プロジェクトの今後の進め方について協議しました。本プロジェクトは、JICA およびJSTの援助で実施されており、インドネシアにおける、地震・津波・火山噴火のハザードに関する研究(グループ1および2)、対策に関する研究(グループ3および4)および研究結果の社会還元に関する研究(グループ5および6)を日本側研究代表者とインドネシア関係省庁と研究機関の代表者で構成されるJoint Coordination Committeeと連携して実施されます。ADRCは「グループ5;防災教育推進と意識向上(代表機関:富士常葉大学大学院環境防災研究所)」および「グループ6;研究成果を生かすための行政との連携(代表機関:アジア防災センター)」に参画しています。本プロジェクトに関するさらに詳しい情報(日本語)は下記のウェブサイトよりご参照いただけます。

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/indonesia/

(2009/09/10 13:10) 

2009年7月15~25日(ポカラ、ネパール)

ERRP_Nepal.jpg2009年7月15~25日、ネパールにおいて、ERRP(南アジア地域における地震防災対策計画への技術支援事業)のRegional Proposalとして計画している「ネパール カトマンズでの既存住宅の引き倒し実験」についての現地関係先との打合せ、およびネパールERRP/UNDPが国別活動の一環として実施する「Vulnerability Assessment of Buildings/ Retrofitting and Recovery Preparedness for Municipal Engineersに関する4日間のTrainingを実施しました。詳細は下記をご覧ください。
Mission Report

(2009/07/31 19:10)
2009年7月1日(ベトナム国ハノイ)
2009年7月8日(シンガポール国)
2009年7月9日(インドネシア国ジャカルタ)
IMG_1690.JPG

アジア防災センターは、日本アセアン統合基金の資金供与を受けて2008年度からGLIDEを用いた災害データベース構築事業を実施しています。

2008年度はラオス、フィリピン、タイの3カ国から災害情報担当官1名ずつをアジア防災センターに招聘し、GLIDEの理解及びGLIDEを用いた災害データベース構築を目的とした2ヶ月半の研修を実施しました。

2009年度は10月5日から12月11日までの予定で同様の研修を実施することとしており、今年度の対象国であるインドネシア、シンガポール、ベトナムの災害情報担当部局とのキックオフミーティングを各国において順次開催しました。いずれの国においても災害情報の収集・活用におけるGLIDEの重要性が十分に認識され、本事業への協力と災害情報担当官のアジア防災センターへの派遣について合意がなされました。
(2009/7/14 11:30)

2009年3月22日


ADRCでは、アジア工科大学の協力を得て、日本アセアン統合基金による災害対策のための衛星画像利用に関するプロジェクトを実施しています。
 このプロジェクトは、シンガポール及びマレーシアを除くアセアン8ヶ国を対象として、防災分野への衛星画像利用を促進するものであり、講習と実習を各国で実施する予定です。
 このプロジェクトの実施について、対象各国で、具体的な実施に向けた関係者の連絡・調整のための第1回目の協議会を以下の通りに開催しました。
今後、これらの会議の結果を受けて、講習会・実習ための、資料を作成する予定です。
http://www.geoinfo.ait.ac.th/adrc/index.htm

 

  ・2009年3月22日、インドネシア国立航空宇宙研究所
 ・2009年3月25日、フィリピン国火山地震研究所
 ・2009年4月23日、ラオス国リモートセンシングセンター
 ・2009年5月12日、ミャンマー国科学技術省
 ・2009年6月8日、タイ地理情報・宇宙技術開発協会
 ・2009年7月10日、ベトナム国立リモートセンシングセンター
 ・2009年7月27日、カンボジア国地理局
  ・2010年3月22日、ブルネイ国測量局

 

(2010/03/30 13:20)

2008 年11 月12日~14日(インドネシア、バリ島)


2008 年11 月12日~14日、インドネシア共和国のバリ島において、アジア防災会議2008(ACDR 2008)が開催されました。インドネシア共和国政府(研究・技術省/国家防災庁)、日本国政府(内閣府)、国連国際防災戦略事務局(UN/ISDR)およびアジア防災センター(ADRC)が主催し、国連人道問題調整事務所(UN/OCHA)、世界気象機関(WMO)が共催し、ADRC メンバー国を中心に、国連機関・国際機関、NGO、民間、学界など24カ国14機関から、防災関係者106名が一堂に会しました。
会議では、HFAについて各国における取組状況を報告し、課題の検証および今後の取組に向けた方向性についての検討を行いました。また、ADRCのマラニシ・プラサド・シャンブ客員研究員(ネパール)およびヴー・タン・リム客員研究員(ベトナム)より、客員研究員プログラムについての紹介とともに現在彼らが日本で取り組んでいる業務についての報告を行いました。会議の詳細につきましては、下記のサイトをご覧ください。

http://www.adrc.asia/acdr2008bali/index_j.html


(2008/11/30 09:50)

2008年7月29-31日(クアラルンプール、マレーシア)


 ADRCは、国際協力機構(JICA)と協力し、2008年7月29日から31日にかけて、JICA 草の根技術協力事業「アジアNGO防災研修」の第二年次プログラムをマレーシア・クアラルンプールで実施しました。(1)group_photo.JPG
 第二年次プログラムは、第一年次の本邦研修の成果を生かし、ADRRN(アジア防災・災害救援ネットワーク)のメンバー間で防災知識や経験の共有を行う目的のもと、第一年次研修員6名およびADRRN からの新たな参加者6 名、ADRRNからのリソース3 名、ADRRN事務局1名、ADRC2名の計18名が参加しました。3日間にわたるワークショップを開催し、第一年次研修員が各国で実施するコミュニティ防災活動、防災ツールであるタウンウォッチング、気候変動やジェンダー問題などをテーマに、活発な意見交換が繰り広げられました。

 詳細につきましては、ハイライトVol. 185号(http://www.adrc.asia/highlights/NewsNo185jp)をご覧ください。


(2009/03/16 16:50)

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