2025年6月2日~6日 スイス・ジュネーブ
スイス政府および国連防災機関(UNDRR)主催の第8回防災グローバル・プラットフォーム(GP)が開催されました。ADRCは、本会合へ参加するとともに、この機会を捉え、メンバー国やGLIDE事業関係者と協議を行いました。
第8回GPは、"Every Day Counts, Act for Resilience Today"を全体テーマとし、仙台防災枠組(SFDRR)の中間レビューから2年、2030年まで残り5年とした節目に、SFDRRの達成に向けた更なる取組みの加速を目指し、開催されました。GP開催の前週には、スイスのヴァレー州ブラッテン村で氷河崩壊による土砂災害により、村が埋没するという災害が発生し、気候変動への喫緊の対応や早期警戒システムの重要性について、改めて確認されました。
ADRCは本会合期間中、日本政府、宇宙航空研究開発機構(JAXA)等関係機関主催の会合やイグナイト・ステージを聴講するとともに、GPに参加したメンバー国との協議も行いました。
メンバー国との協議では、モンゴルのカウンターパートである緊急事態管理庁(NEMA)アリウンブヤン・ゴンボジャブ長官や災害リスク管理部長で元VRのバースンソルン・ディンブルニム氏と面会し、これまでのモンゴルとADRCの防災協力関係をたたえるとともに、今後の一層の関係強化を確認しました。
またイグナイト・ステージでは、JAXAからセンチネル・アジアの紹介と、内閣府から次回のアジア防災閣僚会議は2027年秋に仙台市で開催されると発表がありました。
<GLIDE合同小委員会会議>
2025年6月4日、ジュネーブにてGLIDE合同小委員会会議が開催されました。
GLIDE運営委員会にはAPI、新規開発、SOPの3つの小委員会があり、本会議は![]()
これらの委員会が合同で今後のGLIDEのツール開発について議論することを目
的としました。ハイブリッド形式で、9名が集まり、GLIDEの他機関との連携
に関し、利点、課題について専門的な議論を行いました。ツールの完成を目指
し、6月11日の運営委員会や、今後定期的に議論を続けながら取り組んでいく
ことを合意しました。
GLIDE合同小委員会会議の様子
(2025/07/30 15:40)
