2025年5月27日~30日 韓国・ソウル
内閣府の後援のもと、ADRCは台風委員会の防災作業部会(WGDRR)に参加し、
他のメンバーと協力して共同活動の実施に積極的に取り組んでいます。ADRCが
先駆けて開発したGLIDE番号システムは、WGDRRの年次活動計画(AOP)の重要な構成要素であり、
メンバーは各自の台風災害報告においてGLIDE番号を使用しています。
2025年5月27日から30日まで韓国・ソウルで第20回WGDRR年次会合が 開催されました。
国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)、世界気象機関(WMO)、台風委員会事務局(TCS)、DRRメンバー(中国、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、フィリピン、韓国、タイ、米国(グアム)、ベトナム)、諮問作業部会(AWG)メンバーから約50名が参加しました。会議の主な目的は、今年のAOPをレビューし、2026年のAOPについて議論することでした。
参加者は、各メンバーの活動報告を行い、災害リスクとその軽減に関する貴重な意見交換を行いました。その中でメンバーはGLIDEの継続使用に関して確認した他、地域別台風IDの観点から意見を交わしました。また、WMOはハザードの分類と台風
データベースの継続的な更新を進めています。
今後の台風委員会関連イベントについては、1)2025年12月3日から5日まで中国・マカオで開催される第20回統合ワークショップ(IWS)、2)2026年3月に韓国・済州島で開催される第58回台風委員会総会が開催される予定です。
(2025/06/30 15:40)
