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ADRCの活動
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ADRC活動報告

2024年9月3日-27日


ADRCは、2024年9月3日から27日にかけて、JICA課題別研修「持続性と強靭性
確保のための防災主流化と事前防災投資」コースをJICA関西との協力により実施しました。

バングラデシュ、エジプト、モンゴル、セントビンセント及びグレナディーン諸島の4か国から

6名の防災担当行政官や専門家などが参加し、スクリーンショット 2025-12-23 111522(江戸川区).png日本の防災対策、防災投資の重要性などについて学びました。

最初の1週間はオンラインによる講義を行い、後の2週間は日本での対面研修を行いました。

来日中は東京都、岐阜県、兵庫県の防災関連機関を訪問しました。

例えば、東京都水道局様からは災害時に備えた防災対策と給水対応を学び、江戸川区周辺地域の視察においては、

実際の洪水対策の関連施設について見学を行いました。

さらに研修員はこれらの活動を通じて議論を行い、出身国の課題や今後の対応策について検討を行いました。

本研修実施にあたり、ご協力いただいた各関係機関のご担当者、講師の皆様に厚く御礼申し上げます。


(2025/10/31 15:40)

2025年6月17日-8月6日


ADRCは、2025年6月17日から8月6日にかけて、JICA課題別研修「持続性と強靭性確保のための防災」 コースをJICA関西との協力により実施しました。

インド、ケニア、モロッコ、スリランカ、タイ、トルコの6か国から6名の防災担当行政官が参加し、災害対策の推進に向けた地方防災計画策定・実践の手法について学びました。スクリーンショット 2025-12-23 111708(神戸市水道局).png

研修は遠隔研修と来日研修によるハイブリッド形式で行われました。約1か月の来日研修では、

兵庫県、東京都、宮城県、岩手県を訪問し、内閣府や国土交通省、自治体等の防災担当者及び専門家による講義・視察を通して、日本の災害対策について学びました。

また、災害対策を推進するための各国の予算や政策の課題、他機関との連携についてディスカッションを行いました。

最終日には研修を通じて作成した各国の地方防災計画案を発表しました。

本研修実施にあたり、ご協力いただいた各関係機関のご担当者、講師の皆様に厚く御礼申し上げます。

(2025/10/31 15:40)

2025年9月30日


アジア防災センター(ADRC)は2025年9月30日、オンライン津波セミナーを開催し、地域、国家、そして地方・コミュニティレベルにおける津波防災対策の最新動向と指針に関する情報を提供しました。

地域レベルでは、テミリー・ベイカー氏(国連アジア太平洋経済社会委員会(UN ESCAP)ICT・DRR部プログラム管理官)が、

2004年インド洋津波を受けて設立された「津波・災害・気候変動対策のための多国間ドナー信託基金」の過去20年間における

アジア太平洋地域の進展状況を報告し、特に顕著な成果があった「インド洋津波警報システム」と「津波への備え」イニシアチブの進展について紹介しました。

国家・地方レベルでは、キアン・デベロス氏(フィリピン内務・地方自治省地方自治アカデミー 地方自治研修開発部 地方自治運営担当官IV)が「オペレーションL!STO:津波災害対策マニュアル」を紹介しました。

これは津波災害発生時に地方公務員が最低限の緊急行動

(例:遠方津波検知後の予防的避難)を実行するための指針ツールです。

地方自治アカデミーは津波防災における地方政府の制度的能力構築を支援しています。

コミュニティレベルでは、池田誠氏(ADRC主任研究員)が実践的な津波防災活動の2つの事例を紹介しました。

岩手県洋野町では、津波ハザードマップの更新、避難経路の維持管理、緊急物資の備蓄を実施しています。

インドネシア・西ジャワ州スカブミ市では、沿岸部の津波警報標識、避難経路の表示、モスクや学校での津波情報資料の提供など、意識啓発活動を継続しています。

笹原顕雄氏(ADRC所長)は総括で、津波防災活動の実施には秩序と持続可能性を確保するための法的基盤が重要だと強調しました。

閉会の挨拶で司会を務めたジェラルド・ポトゥタン氏(ADRC主任研究員)は「津波に関する情報や経験を共有し続け、

リスク軽減の取り組みに活かすことが不可欠である」と述べました。

スクリーンショット 2025-12-23 112022(津波セミナー).png


本ウェビナーの録画は、以下のウェブサイトサイトからオンラインで視聴可能となっています。


ADRCオンライン津波セミナー特設ページ:https://www.adrc.asia/acdr/2025tsunami.php

(2025/10/31 15:40)

2025年12月17日-19日


前号でお知らせの通り、2025年12月17日から19日にかけて、アジア防災会議2025(ACDR2025)は、内閣府主催の下、東京で開催されます。

今年度のテーマは、「共にレジリエンスを育む:巨大災害に備えた持続可能な社会の実現へ向けて

(Forging Resilience Together: Toward a Sustainable Society Prepared for Mega-Disasters)」です。

会議のアジェンダ(案)は以下の通りとなっています。

<アジェンダ(案)>
第1日目:2025年12月17日(水)
 - 開会式
- パネル・ディスカッション
- カントリー・ラウンドテーブル1
- セッション1

第2日目:2025年12月18日(木)
 - カントリー・ラウンドテーブル2
- セッション2
- 閉会式

第3日目:2025年12月19日(金)
- フィールド・トリップ*招待者のみ

本会議は、ハイブリッド形式で開催されます。
会議の詳細は、以下のACDR2025ウェブサイトをご覧ください。皆様のご参加をお待ちしております。

スクリーンショット 2025-12-23 112117(ACDR2025).png


ACDR2025ウェブサイト: https://acdr.adrc.asia/home/acdr2025

(2025/10/31 15:40)

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