2025年10月15日 カンボジア
2025年1月より、アジア防災センター(ADRC)はASEAN防災委員会(ACDM)に対し、AADMER作業計画2026-2030(AWP 2026-2030)の策定を支援を行ってきました。AWP 2026-2030は、ASEAN防災緊急対応協定(AADMER)の任務を実施するためのASEANの5カ年戦略計画の第4次改訂版にあたります。10か月にわたる策
定プロセスには、技術的・専門的な作業、ASEAN加盟国・ASEAN事務局・AHAセンターに対する調査、2025年2月~3月に実施されたACDMの3つの作業部会との協議ワークショップ、2025年5月のACDM協議ワークショップ及びASEAN災害レジリエンス・プラットフォーム協議ワークショップ(ASEANの13分野別機関が参加)が含まれます。さらに日本を含むASEAN対話国、 ASEAN分野別対話国、ASEAN開発パートナー、国連機関、赤十字・赤新月社連盟、関連地域機関、多国間銀行、ASEAN機関、学術界、AADMERパートナーシップグループ、市民社会組織、若者・女性・障がい者代表、民間セクターとの一連の協議ワークショップも行われました。その後、ACDMに設置されたAWP2026-2030策定作業部会との間で協議、草案作成、審議が進められ、最終的に採択のためのASEAN防災閣僚会議が行われました。
10か月にわたる策定プロセスを経て、AWP 2026-2030は2025年10月15日、カンボジア・プノンペンで開催された第13回ASEAN防災閣僚会議及び関連会議の歓迎式典において発表されました。AWP 2026-2030は現在、ウェブサイト
(https://asean.org/book/aadmer-work-programme-2026-2030-2/)
で公開されており、ASEAN加盟国及び広範なパートナーがレジリエントなASEANを実現するための指針となります。AWP 2026-2030は、5つの重点プログラム、15の成<果目標、44の具体的成果を通じて、「災害に強い国々からなる地域。安全なコミュニティと持続可能なレジリエンスの実現に向け、国家レベルの協調的な取り組み、強化された地域・国際協力とリーダーシップを通じて、人的被害、社会的資産、環境資産における災害損失が大幅に低減される地域。」というビジョンの実現を目指します。5つの重点プログラムは、リスク評価・監視・早期警報、予防・軽減、備え・対応、レジリエントな復興、グローバルリーダーシップで構成されています。ADRCはAWP 2026-2030の技術的・協働的な策定支援に加え、AWP 2026-2030書籍のアートワーク、策定に関する動画、3種類のインフォグラフィックなど、戦略的かつ創造的なコミュニケーションツールの開発も行いました。こうした創造的なコミュニケーションツールにより、AWP 2026-2030は関連主体に戦略的に働きかけ、ASEANのレジリエント構築に向けた社会全体の連携を後押しします。AWP 2026-2030の動画はこちらからご覧いただけます。
(https://www.youtube.com/watch?v=1LFNkJPRMSc&t=1s)
インフォグラフィックはASEAN事務局の全ソーシャルメディアチャンネルで公開されています。AWP 2026-2030の公開に続き、関連行動計画の策定も進められます。これには「日ASEAN防災行動計画 2026-2030」、「ASEAN-国連防災共同戦略行動計画」などが含まれます。ADRCは、ASEAN加盟国および日本のレジリエンス向上に資するプロセスと活動を引き続き支援し、現在および将来にわたるASEANとの協力を通じて貢献してまいります。
(2025/11/28 15:40)
