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ADRC活動報告

JICA課題別研修「中央アジア・コーカサス総合防災」

2022年11月10日~12月9日(日本、神戸)

ADRCは、2022年11月10日から12月9日にわたり、JICA課題別研修「中央アジア・コーカサス総合防災」コースを実施しました。本課題別研修は、中央アジア・コーカサス地域の防災行政官を対象に、自然災害による人的被害及び経済被害を軽減するために、主に防災を主管する行政機関の能力を強化することを目的としています。特に地方防災計画案の策定を通じた優先的に実施すべき具体的な防災対策の立案に焦点をあて、戦略的な防災投資の重要性について理解を深め、各国における事前防災投資を推進し、残余リスクを削減する防災対策の実施を推進するために、地方防災計画の策定および実践方法を習得することを目指すものです。
20221110図1.png

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、研修は一時中止となり、その後オンライン研修となっておりましたが、今年度3年ぶりに対面研修が実現することになりました。アルメニア、カザフスタン、キルギス、タジキスタンから計7名の研修員が、5週間に及ぶプログラムに参加しました。

研修は対面及びオンラインによる講義、兵庫県内を中心に、一部首都圏を含む防災関連施設の視察、そして地方防災計画案策定演習で構成され、定期的に振り返りの時間を設定し、質疑の他、研修員間で議論を行い、理解を深めました。すべての研修員が熱心に講義、演習に取り組み、最終日には地方防災計画案を発表し、所期の目的を達成し、無事研修を終えることができました。本研修を通じて得られた知識、技術、手法が自国の災害リスク管理の現場でも活かされることが期待されます。

最後に、本研修実施にあたり、ご協力いただいた関係機関の担当者、講師の皆様に厚くお礼申し上げます。
(2022/12/16 15:00)
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