2015年4月17日~28日(タルカワノ、チリ)
アジア防災センター(ADRC)は、2013年からSATREPSチリプロジェクト(津波に強い地域づくり技術の向上に関する研究)において研究機関のひとつとして参画しています。今回は、2010年に発生したチリ地震により、死者800人以上と甚大な被害を受けたタルカワノ市を訪問しました。
今回の活動は、タルカワノ市の住民の方々を対象としたDisaster Imagination Game (DIG) の実施と、津波防災意識の調査を目的としました。
本活動においては、現地のタルカワノ市役所が主として運営を担当しました。期間中は約100名住民が活動に参加し、タルカワノ市役所が用意した津波浸水域などの地図などの情報を元に、住民、行政、専門家が協議を行い、実際の津波災害時を想定し、より良い防災および減災のために、活発な意見交換が行われました。
チリにおいては将来的にも大規模な地震及び津波発生が危惧されています。大規模な津波被害を経験したタルカワノ市の活発な防災活動を優良事例として、同国内で本活動が展開されることが期待されます。
(2015/05/25 18:30)