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ADRCの活動
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ADRC活動報告

2025年5月22日 カンボジア

カンボジアのシェムリアップにおいて第9回ASEAN防災委員会(ACDM)+Japan会合が開催されました。会合では、日本が「日ASEAN防災行動計画2021-2025」に基づき支援を行っている各活動の進捗状況の報告があり、2024年9月に発生し、ベトナムを中心にASEAN各国に被害を与えた台風Yagiや、2025年3月に発生したミャンマー地震の際に、日本の支援しているASEANの防災協力枠組みが非常に貢献したことなどが紹介されました。

ADRCの笹原所長はプログラムの一環として、「日ASEAN防災行動計画2021-画像2_笹原所長.png2025」を推進するために実施した「GLIDEを活用したデータベースのリンクと能力向上」および「ICTツールを活用したコミュニティ防災と災害対応」事業の第2フェーズの提案を行いました。GLIDEの活動については共同提案を予定しているAHAセンターから、コミュニティ防災の活動に関しては、事業の対象国であるマレーシアの代表から、事業提案への協力と期待について言及がありました。

会議の最終日には、アンコールワットなど世界遺産でのフィールドトリップが開催され、会議参加者同士の交流を深めました。

(2025/06/30 15:40)

2025年5月20日~21日 カンボジア

2025年5月20日から21日にカンボジアのシェムリアップで開催された第46回ASEAN防災委員会(ACDM)会議および第7回ASEAN災害レジリエンスプラットフォーム(ADRP)会議と並行して、AADMER作業計画(AWP)2026-2030の策定に関する2回にわたる協議が開催されました。AADMERは「ASEAN防災緊急対応協定」の略称で、2005年7月26日に署名され、2009年12月24日に発効した地域的な法的拘束力のある協定です。施行以来、ACDMは、AWP 2010-2015、AWP 2016-2020、およびAWP 2021-2025の3つのAADMER作業計画を策定してきました。アジア防災センター(ADRC)はコンサルタントとしてAWP2026?2030の策定作業に参画しています。

最初の協議は2025年5月20日に開催され、ACDMメンバーからAWP 2026-2030の草案内容に関する意見を聴取することを目的とし、特に、1)ビジョン、2)優先プログラム成果、3)アウトプット、4)実施メカニズムとモニタリング・評価枠組み、に焦点を当てた協議が行われました。

2025年5月21日に開催された2回目の協議では、特にAADMERを地域政策プラットフォームとして活用し、相乗効果とセクター横断的な協力を推進する主要なメカニズムとしての役割を果たすADRPのメンバーを中心としたASEANセクター別機関(ASBs)の意見聴取に焦点を当てました。協議では以下の点などが取り上げられました。1)分野横断的アウトプットに関わるASBsのリストの検証、2)特定されたメカニズムの確認、3)ACDMとの連携の可能性の検証。

各協議を通じて、AWP2026?2030の草案をより良いものとするための有益な意見や示唆が関係者より提供されました。

画像3左右.png

第46回ACDM会議と並行して行われた協議  第7回ADRP会議と並行して行われた協議

2025年5月27日~30日 韓国・ソウル

内閣府の後援のもと、ADRCは台風委員会の防災作業部会(WGDRR)に参加し、画像1_WGDRRの参加者-1.png 他のメンバーと協力して共同活動の実施に積極的に取り組んでいます。ADRCが 先駆けて開発したGLIDE番号システムは、WGDRRの年次活動計画(AOP)の重要な構成要素であり、 メンバーは各自の台風災害報告においてGLIDE番号を使用しています。

2025年5月27日から30日まで韓国・ソウルで第20回WGDRR年次会合が 開催されました。


国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)、世界気象機関(WMO)、台風委員会事務局(TCS)、DRRメンバー(中国、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、フィリピン、韓国、タイ、米国(グアム)、ベトナム)、諮問作業部会(AWG)メンバーから約50名が参加しました。会議の主な目的は、今年のAOPをレビューし、2026年のAOPについて議論することでした。

参加者は、各メンバーの活動報告を行い、災害リスクとその軽減に関する貴重な意見交換を行いました。その中でメンバーはGLIDEの継続使用に関して確認した他、地域別台風IDの観点から意見を交わしました。また、WMOはハザードの分類と台風
データベースの継続的な更新を進めています。

今後の台風委員会関連イベントについては、1)2025年12月3日から5日まで中国・マカオで開催される第20回統合ワークショップ(IWS)、2)2026年3月に韓国・済州島で開催される第58回台風委員会総会が開催される予定です。

(2025/06/30 15:40)

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