pagetop
ADRCの活動
トップページADRCの活動 > ADRCの活動報告

ADRC活動報告

2025年5月

ADRCは、キルギス共和国のビシュケクで開催された国際科学・実践会議vol386-2up.png

「気候関連災害の監視と予測:科学、イノベーション、パートナーシップによる早期警戒とレジリエンスの強化」へ参加し、センチネル・アジアに関する発表を行いました。発表については、センチネル・アジアの概要と、過去に中央アジアのメンバーのリクエストによって実施された、

緊急観測の事例などを紹介しました。参加者からは、キルギスにおいては地すべり被害が課題となっていて、衛星画像による画像解析などに期待したいなどの意見がありました。


会議の様子


なお、会議への参加と合わせて、センチネル・アジアのメンバーである中央アジア応用地球科学研究所(CAIAG:Central Asian Institute of Applied Geosciences)を訪問し、センチネル・アジアの今後の活動などについて意見交換を行いました。今後も、緊急観測を通じて提供された衛星画像や画像解析の結果は、防災担当機関などへ適宜情報共有するなど意見交換がありました。


vol386-2right.png vol386-2left.png











発表資料:EORに関する説明スライド(左)、EORの事例(右)


(2025/05/30 15:40)

2025年5月11日~18日


ASEAN防災人道支援調整センター(AHAセンター)が実施する ASEAN幹部向け緊急対応防災リーダーシップ事業(ACE-LEDMP)のミドルレベルを対象とした日本研修(第2回)を実施しました。ACE-LEDMPミドルレベルは1か月のオンラインプログラム、インドネシアでの1か月の実地研修、さらに日本での1週間の研修を通して、ASEANの防災分野でリーダーシップを発揮する人材を育成することを目的としたプログラムです。

vol386-1right.pngvol386-1left.png

(左)内閣府防災担当での講義、(右)亀の瀬地すべり歴史資料室の視察



今回のプログラムには、ベトナムを除くASEANの9カ国の防災担当部署での勤務経験が5年以上の幹部職員20名が参加し、同行するAHAセンターからの職員4名とともに来日しました。日本での研修では、内閣府、兵庫県、国際協力機構(JICA)、アジア防災センター(ADRC)などから講義を受けるとともに、荒川下流河川事務所、人と防災未来センター、津波高潮防災ステーション、亀の瀬地すべり歴史資料室などを視察し、日本の防災政策についての理解を深めました。また民間企業の取組みとして、地圏環境テクノロジーを訪問し、精細な流域水循環モデルによる、事前の防災・減災対策立案やリアルタイム流域モニタリングを行う技術について学びました。

vol386-1under.png


さらに、今回の研修では、プログラムの一環として、「いのち輝く未来社会のデザイン」

というテーマのもと実施されている大阪・関西万博2025を訪れました。 カーボンニュートラルやデジタル化といった取組みを通し、防災にも関連する諸課題に対して、多様な価値観を踏まえた上で解決していくことについての見識も深めました。

大阪・関西万博2025 アセアンパビリオン訪問

vol386-1continue.png


また、研修の最後には、研修で学んだ内容や、今後各国の

防災対策の推進するための気づきについて発表を行いました。参加者はインドネシアに戻り、 全体のACE-LEDMP研修プログラムを通じて得た経験をもとに、 今後のアクションプランなどの検討を続けました。

Bosai Windowに関する最終発表の一例



(2025/05/30 15:40)

アーカイブ
2025年
2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年