2022年2月20日(オンライン)
APECの緊急準備ワーキンググループ(EPWG)の共同議長に、鈴木前所長の後を継いで、中川所長が就任しました。APECは、アジア太平洋地域の21の国と地域(エコノミー)が参加する経済協力の枠組みです。2月に開催されたシニアオフィシャル会議では、APEC傘下の各組織より、今年の活動方針が説明されました。EPWGは、共同議長より、EPWG会議の開催、各プロジェクトの推進、他の組織との連携などについて説明しました。
今年のホスト国であるタイからは、「OPEN、CONNECT、BALANCE」をテーマとして、以下の3つの優先事項が示されました。
- 貿易と投資のあらゆる機会における開放
- すべての面における連携の再興
- 各方面におけるバランス、持続可能性、包摂性の促進
また、各参加エコノミーは、APECの長期の活動指針であるプトラジャヤ・ビジョン2040と、これに沿ったアオテアロア行動計画の実現を目指して行動していくとの方向性を確認しました。
その後、各エコノミーからコメントがあり、その中で日本政府は、特に気候変動による災害リスクの高まりの中で、EPWGの活動への支持を表明しました。
(2022/2/27 15:00)