2017年4月5日~7日(モンゴル)
会合は4月4日午後に始まり、バドラル・トウブシン・モンゴルNEMA長官歓迎の辞、ロバート・グラッサー国連特別代表の開会の辞、UNISDRアリアバンドウ氏からのアジェンダ説明に続き、セッション1はTsogtbaatar NEMA次官の司会により、AMCDRR2016の成果を議論があり、この後、AMCDRR以降の進捗について、まず、各国からアップデートがありました。
2日目は、近況報告の続きから始まり、ADRCからも仙台枠組みを推進する上での最近の活動について報告しました。また、2日目から参加した日本の内閣府佐谷内閣府参事官から津波防災、熊本地震、指標検討ジェンダー、等についての発言がありました。
これらに続いて来年のAMCDRRに向けた課題が議論された。開催国モンゴルから、会議日程・会場等のほか、主要な関心事項として、Urban disaster resiliency及びInvestment in DRRが挙げられ、これについて3つのグループに分かれ意見交換しました。また、アジア地域計画について、特に重要な事項等についても意見交換しました。
3日目は、まず、仙台枠組みのモニターと防災指標に焦点をあて、ISDRからOIEWGの成果の概要、モニタリングの流れが示されました。この後各国から、統計局としての受けとめ方、或いは防災部局と統計部局との関係について順次報告がありました。
多数の発言があった中で、災害に関するデータはむしろライン・ミニストリー、地方組織が所管していること、統計部局はSDGs行動計画の要請にも応じる必要があり防災と別々に対応することは困難などとする一方、防災部局側もSDGsと異なり統計部局との関係が十分構築できていない国もあることもわかりました。午前の後半は、この2年間の指標の議論になじみの薄い参加者も少なくない中、グループに分かれ指標関連の取組状況等を意見交換しましたが、各国の理解にはかなり幅があった中、よいエクササイズの機会となっていました。
最後のセッションは、5月にカンクンで開催されるグローバル・プラットフォームに関するもので、国連ISDRから、日程など基本的事項が示された後、各国、各機関から参加予定等の報告がありました。最後に、トウブシン長官の挨拶があり会議は終了しました。

(2017/04/20 12:30)