2015年6月3-5日(タイ、バンコク)
アジア防災センターは、2015年6月3日から5日にかけてタイ・バンコクで開催された標記に参加しました。同会合は、17ヶ国、33の国際機関等から約90名が参加し、第3回国連防災世界会議においてとりまとめられた「仙台枠組」のアジア地域における推進方策について話し合いました。
同会議においては、ISDRより、次回の「アジア防災閣僚会議(AMCDRR)」において仙台枠組の「アジア地域推進計画」のとりまとめを行いたいとの方針説明があり、その重要事項について出席者が議論するとともに、次回AMCDRRの開催国であるインド政府より、来年11月15-17日にニューデリーにおいてAMCDRRを開催する予定であること、それまでに3回(本年11月、来年4月及び9月)IAPを開催して「アジア地域推進計画」のとりまとめに向けた議論を行いたい由の発表がありました。
今回のIAPにおいては、仙台枠組で強調された「多様な主体の参画」を意識し、特に防災分野に関する官民連携についてセッションを設け、日本からは「防災プラットフォーム」の取組の紹介がありました。ADRCからは、APECの「緊急事態への備え作業部会」の共同議長でもある所長から、APEC地域における中小企業の事業継続への取組み状況調査、事業継続ガイドラインの作成といったADRCの過去の取組みについて紹介するとともに、今後ISDRの官民連携に貢献したい由の発言を行いました。
(2015/06/05 13:00)