2014年12月9~10日(バングラデシュ、ダッカ)
バングラデシュはこれまで災害に対して脆弱な国であったものの、災害復興はインフラやコミュニティ、国民生活を強化する絶好の機会であるという認識に基づき、防災・救護省を中心に、過去の復興における取組や政策、計画を見直し、減災に向けた「Build Back Better」に取り組もうとしています。
このような状況の中、今回、防災・救護省は、バングラデシュ災害復興戦略研究所(ISRSDRR )及びIRP/ADRCと共に、現地パートナーである国連開発計画(UNDP)等の協力も得ながら、ダッカにおいて「IRP復興ワークショップ」を開催しました。
ワークショップには関係機関の代表50名以上が参加し、「Build Back Better」の推進や持続可能な開発のための土台作りに向けた議論を行いました。
開会式では、IRP/ADRCによる災害復興の主要原則についての基調講演に続いて、防災・救護大臣、同省防災部長、国会防災委員会委員長がそれぞれ、防災の重要性についてのスピーチを行いました。
ワークショップでは最終的に、国及び地方政府における復興行政機能の制度化、政府機関における復興予算の確立、復興に係る協力のしくみづくり、といった提案がなされ、また今後、防災・救護省が関係機関と協議しながら、国の復興プラットフォーム設立に向けて取り組んでいくこととなっています。
(2014/12/17 14:40)