2013年11月14、15日 (ラオス、ビエンチャン)
ラオスのビエンチャンにおいて、「学校での防災教育の推進」事業における模擬授業とセミナーが、11月14日と15日に開催されました。このワークショップはラオス国の教育省と連携し開催され、小学校高学年と中学校から、教員約30名、生徒約60名が参加しました。
まず14日は、教師や専門家そしてADRCの職員を交えて、ラオスにおける災害の状況や防災教育事情について確認を行いました。また、翌日学校で開催される講義内容について意見交換をしました。15日には、教師たちは前日開催された教員研修の講義に基づいて、首都ビエンチャンにあるシクハイ中学校で生徒たちに対して自然災害に関する基礎知識の講義を行いました。ここでは、ラオスでの主な災害である洪水、地滑り、火事について説明や実習が行われ、生徒たちはとても感心深く受講していました。最後に、活動全体を通して教員から意見収集を行い、今後、防災教育のさらなる普及や強化を図りたいとの意見がありました。
アジア防災センターは、今回得られた成果が、ラオス全土を通じて広がることを期待します。
(本プロジェクトは日本アセアン統合基金プロジェクトの1つであり、アセアン10ヵ国において学校での防災教育を推進するための教員研修や研修を受けた教員による模擬授業の実施等を目的としたものです。)
(2013/11/19 18:30)