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ADRC活動報告

ミャンマー国「防災人材育成センター」ワークショップへの参画

2013年7月2~4日
ミャンマー国ネーピードー市

 ミャンマー国は、2008年5月に、サイクロン・ナルギスにより死者・行方不明者合わせて13万人もの被害を被った後も、2010年の洪水・地すべり、2011年の地震、洪水などの自然災害に繰り返し見舞われてきました。

 このため、ミャンマー国政府は「防災実施計画」を2012年に策定し、各種のプロジェクトを推進しているところですが、特に防災に携わる人材の育成と国民における防災意識の啓発のために「防災人材育成センター」(Disaster Management Training Center)を設立することとし、2013年からの3年間でセンター建物等を整備する計画です。

 そして7月2日から4日にかけて、当該センターにおける訓練・教育内容についてミャンマー国政府に提案・助言を行うことを目的として、国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)及びNPO法人シーズ・アジア等の支援により、ミャンマー国の新首都・ネーピードー市内においてワークショップが開催されました。同ワークショップにはミャンマーを含むアジアの各国政府、国際機関及びNPOから延べ約80名が参加しましたが、ADRCに対しても参加の要請があり、職員が1名出席しました。

 ワークショップにおいては、シンガポール及びタイにおける防災職員の教育・訓練事業や、JICA、アジア災害予防センター等による国際間の人材育成事業の紹介がありました。ADRCからも、ミャンマー国政府職員の客員研究員としての日本招へいや、日本ASEAN統合基金に基づく地方政府職員向けの防災啓発事業等の実施を通じて、かねてから同国の防災に係る人材育成に貢献している旨を紹介しました。

 今後、ワークショップにおける議論をもとに、センターにおける教育・訓練カリキュラムの具体的設計が行われることとなりますが、ADRCとしても、引き続きミャンマー国の人材育成に貢献したいと考えています。

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社会保障・救援・定住大臣による主催国挨拶

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ADRC職員によるプレゼンテーション

(2013/07/12 13:00)

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