ADRC活動報告
2012年12月14~21日(アルメニア)
メンバー国の能力向上及びメンバー国間での情報共有・関係強化を目指し、ADRCは2009年度から防災政策ピアレビュー事業を実施しています。4年目となった本年度はアルメニアを対象国のひとつとし、同国からのカントリーレポートの提出後、評価チーム(ピアレビュアー)が現地に入り、聞き取り調査等を行いました。
今回のアルメニアにおけるレビューのテーマは防災教育で、ADRC職員1名の他、神戸大学国際協力研究科の桜井愛子准教授、ネパール・トリブバン大学のビシュヌ・ダンゴル教授がレビュアーとして参加しました。
評価チームは、防災教育に関する研究や事業などを行っている国家地震防災研究機構等を訪問し、各機関の取組について聞き取り調査を行うとともに、エレバン及びギュムリの小学校における授業・避難訓練の視察を行い、同国の防災教育への評価と提言に関する調査結果案をとりまとめました。また、日本、ネパールにおける防災教育の取組を紹介するワークショップを開催し、現地関係者と情報共有や協議を行いました。
本事業は、双方向での情報共有、学習を通じ、対象国のみならず評価チームに参加したメンバー国も学ぶことのできるプログラムを目指しています。今後は、評価チームが調査報告書をまとめ、対象国へ送付するとともに、ADRCメンバー国内でアルメニアからの最終事業報告書を共有する予定です。
最後に、本事業にご協力くださいました関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。
(2012/12/14 19:40)
2012年12月14日(日本、神戸)
12月14日、外務省の招きにより来日中のフダイベルゲノフ・ウズベキスタン共和国非常事態大臣がアジア防災センターに立ち寄られました。
本センターからは、メンバー国の防災関連人材育成やセンチネル・アジアを通じた防災関係の技術協力等の業務概要について紹介しました。大臣からは、非常事態省ではこれまでもJICA研修等の場を通じて日本の防災政策について学ぶ機会を持ってきているが、アジア防災センター客員研究員制度の活用を図り、さらに日本の経験・教訓や知見に学んでいきたいとのコメントがありました。
(2012年12月26日 13:00)
(←フダイベルゲノフ大臣からの記念品の授与)
ADRCは宇宙航空研究開発機構(JAXA)の支援を頂き、アジアおよび太平洋各国における衛星画像利活用調査を実施しています。本調査では、アジアおよび太平洋各国の公的な防災もしくは研究機関を訪問し、防災分野における衛星画像の利活用やニーズについてヒアリングを行います。また、今後のセンチネルアジア事業のより良い運営について意見交換を行います。ADRCは本業務の開始にあたって、2012年12月12日にウズベキスタンの水理および地質研究所、12月14日にカザフスタンの非常事態省を訪問しました。両機関では約2時間程度の会議を開催し、局長およびGISやリモートセンシングの専門家に出席を頂きました。いずれの機関も衛星画像の利活用についてとても関心が高く、今後の積極的な活動や事業への参加について、それぞれ意見を頂くことが出来ました。
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