2010年9月~10月(フィリピン、セブ、ダバオ、マニラ)
2010年9月から10月にかけ、フィリピン民間防衛室(OCD)/ 国家防災会議(NDCC)とアジア防災センター(ADRC)は同国セブ、ダバオ、マニラにて、地方行政官を対象とした研修を実施しました。
OCD/NDCCとADRCは2009年から地方行政官の能力強化を目的としたプログラムを進めており、今年3月には本研修の前段階として、講師を育成するための研修(TOT)を行いました。TOTに参加した10名の行政官が今回の研修で講師を務めています。
セブ(9月16-17日)、ダバオ(9月27-28日)、マニラ(10月7-8日)で行われた本研修には全体で120名を超える地方行政官が参加し、同国で多発する地震・津波、台風対策に加え、新防災法の枠組み、災害対策、危機管理システムなどの講義、そしてハザードマッピングの演習と発表が行われました。
これらのトピックに対する参加者の関心が非常に高く、活発な議論が繰り広げられました。また、災害高リスク地域での街歩きを通じて、地方行政官及び住民への意識啓発の重要性が再認識されていました。
本プロジェクトの経験が、今後の同国での地方行政官の能力強化に活用されることが期待されます。
(2010/10/15 17:40)