2009年8月17~19日(マレーシア、クアラルンプール)
アジア防災センター(ADRC)は、国際協力機構(JICA)と協力し、2009年8月17日から19日にかけて、JICA 草の根技術協力事業「アジアNGO防災研修」の3年次プログラムをマレーシア・クアラルンプールで実施しました。
本プロジェクトの最終年度である今年は、研修の成果として防災ツール集の作成を行うこととしており、クアラルンプールでは、ツール集作成にかかる内部打ち合せ及びツールに関するワークショップを開催しました。
18日に開催されたワークショップには、マレーシアで活躍する防災・環境関連のNGOや政府関係者を中心に20名が一堂に会しました。ワークショップでは、一年次研修員が本事業を通じて取得した防災ツールや手法を自国の防災活動に適用したケーススタディを紹介し、ツールや手法そのものを紹介するだけでなく、その適用に焦点を当てて発表が行なわれました。
ワークショップ参加者からは、ツールを使うことにより住民に与えることのできたインパクト、マレーシアでのコミュニティ防災ツールの適用に関するアドバイス、地方行政官の取り入れ方、災害記念館の運営等について多くの質問やフィードバックが寄せられました。
今後、ワークショップで得られたフィードバックを反映させ、防災ツール集の年内の発行を目指しています。
(2009/08/27 17:40)