国名:ニュージーランド(New Zealand)
南太平洋西部、オーストラリアの南東に位置する。北島と南島およびスチュワート島などの小島群からなる。総面積は27万534平方キロメートル。全体に山がちで、中央部には火山地帯があり、地震も頻発している。また海岸線が複雑で、フィヨルドも発達している。北島と南島の大部分が西海岸性気候に属し、全般に穏やかな気候である。
首都は、ウェリントン。人口は423万人で大部分をアングロサクソン系住民が占める。その他ポリネシア系先住民(マオリ)アジア系、などがいる。
1931年2月3日、ニュージーランド史上最大規模のマグニチュード7.8の地震が起き、北島のネーピアとヘイスティングの町に壊滅的な被害を与えた。256名が亡くなり、多くの家屋やビルが倒壊し、11,000人が被災した。
1953年12月24日夜、ルアペフ(Ruapehu)火山のカルデラ湖の壁が崩壊し、大量の堆積物が泥流となって流れ出した。その影響で鉄橋が破壊され、その鉄橋を通過した列車の乗客151名が亡くなる大惨事となった。
2004年2月 洪水
2004年2月15〜16日に北島の南部で記録的豪雨によって洪水が発生し、多くの低床地が浸水した。2人が亡くなり、2,500人が被災した。被害額は2億米ドルに及んだ。
法制度
防災を推進するための主要な法律は、資源管理法(1991年)、市民防衛危機管理法(2002年)、建築法(2004年)の3法。
その他防災関連の規定がある法律として、土壌保全・河川管理法(1941年)、地震委員会法(1993年)、森林火災法(1977年)がある。
防災組織
危機管理に対応する国家の意思決定機関は、内閣国内外安全保障調整委員会(DES:Cabinet Committee for Domestic & External Security Coordination)。DESは首相が議長をつとめ、危機管理で重要な役割を果たす省庁を所管する大臣によって構成される。
また、DESのメンバーに戦略的な政策についてのアドバイスを与える機関として、国内外安全保障調整担当官委員会(ODESC: Officials' Committee for Domestic and External Security Coordination)が設置されている。ODESCは、各省庁の事務次官により構成されている。
市民防衛危機管理省の国家危機管理センター(NCMC: National Crisis Management Centre)は、ODESCの活動を支援するとともに、中央政府の危機管理の調整をおこなう。
防災計画
国家市民防衛危機管理計画 (National Civil Defence Emergency Management Plan)が、2005年11月に作成され、ガイドラインとともに2006年6月に運用がはじまった。
また、2004年3月に出された国家市民防衛危機管理戦略(National Civil Defence Emergency Management Strategy)では、ハザード、リスクおよび危機管理の国家目標と目的を示している。
アジア防災センター協力機関
市民防衛危機管理省(Ministry of Civil Defence & Emergency Management)