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メンバー国防災情報
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メンバー国防災情報

イエメン共和国イエメン共和国

国の概要

イエメン共和国の地図 国名:イエメン共和国(Republic of Yemen)
アラビア半島の南西端に位置し、紅海、アデン湾、アラビア海に面し、北でサウジアラビア、東でオマーンと国境を接し、アデン湾を挟んでソマリアに対面する。国土面積は55.5万平方キロメートル。国土は北部の山岳地帯(温帯)と南部及び南東部の砂漠地帯(熱帯及び亜熱帯)の二つに大別される。首都近郊にはアラビア半島一高い標高3,660mを誇るナビ・シュワイブ山がある、首都は2,300mの高地に位置する。
首都はサヌア。2,229万人の人口のほとんどはアラブ系によって占められている。

災害の傾向

洪水、地すべり、鉄砲水、地震が主な災害である。

過去の主な災害

2008年10月 洪水

2008年10月下旬、イエメン南東部で、一日中降り続いた大雨の後洪水が発生し、90人が死亡、25,064人が被災した。

1996年6月 洪水

1996年6月イエメン南部で、死者338人、倒壊家屋1,820棟、家屋を失った者22,842人に及ぶ洪水が発生した。

1991年11月 地震

1991年11月22日、首都サヌアから南へおよそ140kmの地域で地震が発生し、死者10人、被災者40,039人、倒壊家屋およそ11,900棟に及ぶ被害が発生した。

防災体制

法制度

現在、防災に関する法的枠組みについて検討中である。

防災組織

1998年に様々な関係者の防災活動を調整する機関として市民防衛最高協議会(Supreme Civil Defence Council:CDC)が大統領令により設置された。
2004年には内務省が災害対応の調整をする防災ユニット(DMA)を設立した。また、2005年には水環境省のもと、国家環境緊急事態および災害リスク軽減チームが設立された。

防災計画

2004年に水環境省は、防災の概念について様々な機関へ働きかけをはじめ、2006年にNTEDRが防災ガイドラインにおける国家環境対応計画と迅速な環境アセスメントを策定した。また、2005年に内務省は防災計画を策定した。
2008年現在防災に関する国家戦略について審議中である。

アジア防災センター協力機関