メンバー国防災情報

アゼルバイジャンの国旗

国の概要

国名:アゼルバイジャン共和国
アゼルバイジャンは、ヨーロッパとアジアの間、そしてコーカサス地方の南東、カスピ海のに西岸に位置している。国境は、ロシア、グルジア、アルメニア、トルコ、イランと接する。国土面積は、8万6千600平方キロメートル。首都はバクーで、カスピ海西岸及びアブシェロン半島の南に位置する。面積は2千200平方キロメートルで、バクーの人口は200万人である。公用語はアゼルバイジャン語。
国の人口は940万人(2013年現在)で、イスラム教徒が93%を占め、その他少数派にはユダヤ教徒、キリスト教徒、アルバニア系ウジン教徒が存在する。

災害の傾向

アゼルバイジャンでは、洪水、地すべり、地震、干ばつが発生する。

過去の主な災害

2000年3月 地すべり

2000年3月7日、バクー市南部のSabayil地区のBayilで、15ヘクタールもの広範囲に及ぶ大規模な地すべりが発生した。Bayilの斜面で発生した地すべりにより、店舗やアパート、ガソリンスタンド十数軒が倒壊した。この災害の後、約300世帯を本地域から移住させることとなった。

2012年5月 地震

2012年5月7日午前9時40分、アゼルバイジャン北西部に位置するZagatalaとGakhでマグニチュード5.6の地震が発生した。またその10時間後に類似の地震(もしくは余震)が同地域を襲った。この地震により、15人が負傷、3,124棟の家屋や公共建造物が倒壊もしくは被害を受けた。その後の余震活動により、Zagatalaでは6,500棟以上の家屋が被害を受け、6,949世帯が避難生活を余儀なくされた。

2010年5月 洪水

2010年5月、アゼルバイジャン南部で発生した豪雨により、Kura川の水位が過去100年で最高の水位を記録し、ダムが決壊した結果、近くの村々が浸水した。この洪水によりKura川とAraz川の合流点に近いSabirabad、Imishli、Saatli地区は深刻な被害を受けた。24,000人以上が被災し、数万家屋が浸水または倒壊し、50,000ヘクタールの農地が浸水した。

防災体制

法制度

2005年12月16日に制定されたアゼルバイジャン共和国大統領令により、非常事態省(MES)が領土内における危機管理を担う国の中心機関として設立された。大統領令には、「自然災害及び人災、火災の予防、それら災害によりもたらされる影響の除去、救助、普及活動を担う機関の活動管理を行うために、非常事態省は設立された」と明記されている。

防災組織

組織図はこちらをクリック

MESの主な活動は以下の通りである。
- 火災や災害からの国民及び領土の保護
- 非常事態の防止、及びその影響の除去
- 河川の流域、建築現場、産業や鉱山、領海内における小型船の運行に関する安全規則の順守
- 国家資金基金の設立と適切な運営
- 自然災害、人災、テロ、放射性廃棄物の除去といったものにさらされた重要なものの保護
- 非常事態への素早い対応や人道支援の運営の組織化
- 捜索救助、応急処置、航空及びその他の手段による人命救助活動の組織化及び実施
- 国や公共機関により行われる人命救助に関する規則や対策、手順指導に関する国民の意識啓発活動の体系化

アジア防災センター協力機関

非常事態省(Ministry of Emergency Situations, MES)