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Asian Disaster Reduction Center(ADRC)
メンバー国防災情報
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メンバー国防災情報

中華人民共和国中華人民共和国

国の概要

中華人民共和国の地図 国名:中華人民共和国(People's Republic of China)
ユーラシア大陸東部に位置する。約960万平方キロメートルの国土面積は、ロシア、カナダに次いで世界第3位。東は朝鮮民主主義人民共和国、北はモンゴル、北東はロシア、北西はカザフスタン、キルギス、タジキスタン、西と南西はアフガニスタン、パキスタン、インド、ネパール、シッキム、ブータン、南はミャンマー、ラオス、ベトナムと接し、東部と東南部は韓国、日本、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、インドネシアと海を挟んで接している。広大な国土を擁するため、気候は北部の亜寒帯から南部の熱帯まで多様である。東部は肥沃な平野や丘陵が広がる。長江、黄河、黒竜江、珠江の4大水系がある。
首都は北京。約13億人の人口を擁する。人口の92パーセントを漢民族が占める。

災害の傾向

地震、極端な気候変化、洪水、暴風、高潮、森林火災、干ばつ、虫害、地滑り・斜面崩壊 など多種多様な災害が起きている。とりわけ、地震、干ばつ、台風により大きな被害が出ている。

過去の主な災害

2008年5月 四川地震

2008年5月、四川省でマグニチュード7.9(USGS)の地震が発生し、87,476人の死者、45,976,596人の被災者、850億米ドルの被害を出した。

2006年7月 台風ビリス(Bilis)

2006年7月14日 台風ビリス(Bilis)が上陸し、豪雨によってもたらされた洪水・土砂災害などで死者・行方不明者820人、被災者29,623,000人、倒壊家屋約263,000棟の大きな被害が発生した。

1996年2月 雲南地震

1996年2月3日、雲南地方を襲ったマグニチュード7.0の地震により、309人が死亡、5,077,795人が被災、5億6百万米ドルの被害があった。

防災体制

法制度

防災に関して30以上の法律や規則が発布施行されているが、その中には水土保持法、地震防災と災害軽減に関する法律、消防法、気象法、安全生産管理法などがある。

防災組織

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1989年に設立された「中国IDNDR(国際防災の10年)委員会」(CNCIDNDR)は、2000年に中国国際防災委員会へと改称し、さらに2005年1月には、国務院副総理を委員長として中国国家防災委員会(NCDR、National Commission for Disaster Reduction)に改称した。NCDRは関係省庁や社会団体を含め、34の省や部局で構成されている。同委員会は、国務院の下で政府機関相互の調整役を果たしており、防災に関わる方針、政策、計画の検討や策定、重大な災害対応活動の調整、防災活動に関する地方政府への指導、そして国際交流・協力の促進に当たっている。

防災計画

1998年4月「中華人民共和国国家自然災害軽減計画(1998-2010)」(NDRP)が策定された。NDRPは、「第9次国家経済社会発展5ヵ年計画と2010年長期目標綱要」に従って策定された中国初の国家レベルの防災計画である。同計画には、防災を国家の経済的社会的発展の観点から十分に検討すること、防災を災害に対する耐久力や災害救援と併せて重要な優先課題とすること、科学、技術、教育の果たす役割を防災に盛り込むこと、社会全体が防災に取り組むこと、そして国際交流を強化することが盛り込まれた。

アジア防災センター協力機関