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パプアニューギニア : 地震 : 2000/11/16
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発生期間 2000/11/16
国名及び地域名 パプアニューギニア   
災害名 地震
概要 11月16日午後2時1分(日本時間)ごろ、パプアニューギニアで強い地震が観測された。気象庁などによると、震源地は南緯4.0度、東経151.0度の同国ビスマーク諸島付近で、地震の規模(マグニチュード)は約8。津波も発生し、建物に被害出ている模様。

被害概要
人的被害 物的被害 その他被害

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地図情報
協力者からの情報
  • 現地からの情報
    PNGのラバウル火山観測所よりの現地報告(内容は詳細な情報が入り次第変更されることがあります。)

    「我々は高さ1メートルの高波を観測しました。(公的には津波と表現していません。)急襲することはありませんでしたが、Kokopo村のTropicana地区とSteamships地区で洪水を引き起こしました。Bougainvilleでも同様の状況が報告されています。地震による小さな地すべりや木々の倒壊によって、いくつかの道路が通行止めになっています。RabualとKokopoでは、停電しています。

    住民に対する津波啓発が非常に役に立ち、多くの人々は地震の第一波のあと高地に避難しました。その後、小さな津波の発生を観測し、深刻な脅威であることを理解する事例となったことでしょう。

    (震源は)Rabaulから40km北(深さ20〜50キロ)に位置し、マグニチュード7.1、震度7-8と推定されます。

    津波は、まるで教科書どおりに、地震の20分後に発生しました。はじめに、Rabaul港の突端のHamamasでは、干潟が現れ1メートル水位が下がりました。波止場にいたほとんどの舟がそのことに気づき、外海へ舟を避難させました。その後20分間で徐々に海面が1メートル上昇しました。その後は、津波がさらに大規模になることを恐れて我々も避難したため、波の高さは計測できていませんが、今後さらに調査を続けていきます。」