災害情報の詳細

バングラデシュ : 洪水 : 2000/09
GLIDE: FL-2000-000555-BGD  防災・災害情報一覧

発生期間 2000/09
国名及び地域名 バングラデシュ   
災害名 洪水
概要 8月から各地で被害を与えているモンスーンは、8月末ベンガル湾の異常な高潮をもたらし、本土から約96km離れたSandwip島では海岸沿いの土地が侵食され、全島の3分の2に及ぶ地域で大きな被害が生じ、およそ60,000人が住居を失った。国際赤十字社のボランティアは少なくとも6人の死者、100人に及ぶ負傷者が出ているとしている。また、政府関係者によるとベンガル湾で7人の漁民が亡くなり、140人以上が行方不明になっていると述べている。

被害概要
人的被害 物的被害 その他被害
IFRCレポート 2000/09/08
政府によると洪水の被災者数は110,000人である。 5,000エーカーの耕作地が浸水し、さらに10,000エーカーの作物が破壊された。約4,000戸の家屋が破壊され、6,000戸が被害を受けた。

関連リンク情報
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  • ロイター通信 2000/10/26
    バングラディッシュ農業省の大臣が、「今回の洪水によって30万トンもの米が破壊されたが、国は食料支給を十分に行うことは出来、輸入は必要ない」と述べた。
  • ロイター通信 2000/10/23
    バングラディッシュ南西部における洪水はゆっくりと引き始めた地区もあるが、殆どの地区ではまだ数週間の間は浸水したままであると思われる。
  • ロイター通信 2000/10/19
    バングラディッシュ南西部の洪水がさらに20以上の村を浸水させ、家屋に被害をもたらした。「これらの地区は、軍が堤防や道路を切ったために洪水の被害にあってしまった」と、今回最も被害の大きかったSatkhira地区の行政官が述べている。
  • AFPニュース 2000/10/17
    バングラディッシュ南西部の被災地の状況は良くなっており、軍隊とヘルスワーカーは被災地の復旧のために忙しく働いている。
  • AFPニュース 2000/10/11
    大規模洪水の発生から3週間が経過して、水が引き始めたためにバングラディッシュ当局は数万人の被災者の支援策を開始した。
  • 国連人道問題調整事務所レポートNo.4 2000/10/11
    Meherpur、Chuadanga、Jhenidah、Jessore地区といった被災地の殆どで水がゆっくりと引き始めているが、下流域のSatkhira地区では水位があがりつづけている。幾つかの重要な堤防がSatkhiraでは穴が開いており、孤立化した村人たちが鉄砲水の危険にさらされている。洪水の水は今後10〜15日間は引きそうにない。
  • AFPニュース 2000/10/10
    沿岸部が浸水し始めたため、数千人の避難民が既に被害を受けて避難してきた山岳部の自宅に戻り始めた。
  • ロイター通信 2000/10/08
    バングラディッシュの洪水により、さらに50ほどの村が浸水し、50万人のさらなる避難民を出したと地方政府は述べている。ふだんは雨の少ないバングラディッシュ南西部で9/26に始まった洪水による避難民はいまや200万人にのぼっているとのことである。その洪水による死亡者は100名以上であり、625,000エーカーもの米や他の作物や、675マイルの道路が被害を受けたとのこと。
  • ロイター通信 2000/10/06
    バングラディッシュ南西部を浸水させた洪水から12日が経過したが、胸まで水に浸かる地域では軍のボートによる救助を待っている状態である。
  • AFPニュース 2000/10/04
    雨がさらなる悲劇を招き、数千人のバングラディッシュの被災者は家屋の再建援助を待っているが、専門家によるとインド国境付近の11地区において状況は徐々に回復しているとのことである。
  • 国連人道問題調整事務所レポートNo.3 2000/10/03
    今までのところ、肺炎や毒蛇、下痢や溺死による71名の死亡が報告されている。バングラディッシュ政府は18名の死亡を確認している。
  • AFPニュース 2000/10/02
    バングラディッシュ西部における洪水による死亡者数は100名を越し、洪水によって孤立化した数万人の人々が救助を待っているという報告もされている。
  • AFPニュース 2000/09/29
    西部の国境付近で水汚染による下痢が発生し、洪水の死亡者数は38名になった。
  • 国連人道問題調整事務所レポートNo.2 2000/09/29

  • ロイター通信 2000/09/29
    バングラディッシュでは洪水により50名以上が死亡、150名近くが行方不明、100万人以上が家を失い、伝達手段が途絶した。8万ヘクタール以上の田んぼや畑が被害を受けた。また、800km以上の道路と数百棟の学校が流された。
  • AFPニュース 2000/09/28
    バングラディッシュの洪水により、インドとの国境を結ぶ重要な道路が破壊された。
  • AFPニュース 2000/09/27
    バングラディッシュの西部にあるMeherpur地区の役人は、国境を越えて避難所に来たインドの西ベンガル州の300名以上のインド人を登録したと述べている。
  • AFPニュース 2000/09/26
    死亡者の公式発表は8名のままであるが、保険所によると63名が水汚染による下痢になったとのこと。
  • ロイター通信 2000/09/26
    洪水による死亡者は少なくとも13名、100万人以上の住民の家を奪った洪水のあと、兵士やボランティアが救助活動を強化している。インドとの国境付近の8つの地区において水位が上昇し、45,000ヘクタールの米や他の作物が被害を受けた。
  • AFPニュース 2000/09/25
    バングラディッシュの軍人や救助隊が、西側国境の5地区の数千人の住民を避難させるように救助活動を行っている。
  • IFRCレポート 2000/09/22

  • AFPニュース 2000/09/21
    バングラディッシュの洪水は引き始めているように見えるが、さらに2名が死亡、35名の負傷者を出した。
  • AFPニュース 2000/09/19
    新たな洪水がバングラディッシュ北部を襲い、少なくとも1500名の住民が孤島に取り残された。
  • IFRCレポート 2000/09/08
    バングラディッシュ赤十字や災害ボランティアの助けを借りて、政府は15,000人の住民を安全な場所に避難させた。
  • ロイター通信 2000/09/07
    洪水と侵食で60,000人ものバングラデシュ人が家を失った。一週間以上前にバングラディッシュの陸地から96km離れたベンガル湾の島を通常よりも大きな潮流が襲って洪水が発生し、約5万人が家を失ったとの公式発表がされた。また、洪水の水が引くにつれて、海沿いに浸食作用が起こり、1万人が家から避難せざるを得なくなった。
  • IFRC 2000/09/06
    バングラデシュのモンスーンは次第に被害を拡大している。
  • ロイター通信 2000/09/05
    サンドウィップ島を先週潮流が襲い、水位は2.5mになり、少なくとも5万人が家を失った。潮流が井戸を浸水させたために、島民は新鮮な食事や飲料水の不足に陥っている。「あと一日二日でそれらが手に入らなければ、人々は汚染された水を飲み、腐った食物を口にして、病気が発生するかもしれない」と一人のボランティアが言った。救援物資はまだ到着しておらず、すぐにでも着かなければ暴動が発生する恐れがあると役人が言っている。
  • AFPニュース 2000/09/04
    ベンガル湾のサンドウィップ島が先週、通常には起こり得ない潮流によって洪水の被害にあい、5名の子供を含む6名が命を落とした。サンドウィップ島はバングラディッシュの島で最も大きな島の一つで、人口は362,000人以上いる。もう一つの被災した島はHatiya島である。
  • ロイター通信 2000/09/01
    約150人のバングラディッシュの猟師が、海上で嵐により行方不明になり、死亡した恐れがある。
  • AFPニュース 2000/08/31
    洪水が島を襲い、ボランティアが約12,000人の住民をサイクロン用シェルターに避難させた。1000以上の家屋が浸水し、その数は上がっている。
  • IFRC 2000/08/25
    概して、水位は下がっており、46の観測地のうち危険レベルを超えているのは7ヶ所だけである。しかしながら、インドでの新たな降雨がPadma川流域やMegha川流域の上流域の水位を上げている。数日間インドやバングラディッシュで降雨が続けば、河川は再び多くの観測地で危険レベルを超えるであろう。
  • 国連人道問題調整事務所レポートNo.1 2000/08/21
    国際赤十字によると、8月11日現在、41地区において約126万人が洪水の被害を受けているとの事である。