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タジキスタン : 干ばつ : 2000/07
GLIDE: DR-2000-000304-TJK  防災・災害情報一覧

発生期間 2000/07
国名及び地域名 タジキスタン   
災害名 干ばつ
概要 今現在、公式発表はないが、今年の小麦は1999年の生産量の30%にとどまっている。干ばつによる被害が最も深刻であるのは、Khatlon州の南部と Leninabad州の北部である。雨を必要とする作物の25万ヘクタールのうち殆どが深刻な被害を受けている。政府は、国民の需要を満たすために73万5千メートルトンの食料が必要であると想定している。干ばつの被災者はタジキスタンでは総人口の半分にあたるおよそ300万人にのぼっている。

被害概要
人的被害 物的被害 その他被害
IFRCレポート 2000/08/23
最も干ばつの被害の大きな地区は国土の南西地区に位置するKhatlon Oblast地区であり、84万人の住民が食糧危機に陥っており、北部にあるLeninabad Oblast地区では60万人が被害を受けている。 
2000年から2001年までに推定で787,000トンもの食料が必要とされる。今年の秋までに約300万人もの住民が直接干ばつの影響を受け、200万人が食糧難に陥ると思われる。
国連人道問題調整事務所レポートNo. 2 2000/08/01

農作物の収穫量の悪化は明らかである。雨を必要とする作物の収穫は落ち込み、雨を必要としない作物のおよそ30から50%である。2000年の穀物の生産高は236,000トンであり、1999年のそれより46%少ない。

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  • 国連人道問題調整事務所レポートNo. 2 2000/08/01
    タジキスタンは深刻な干ばつと過去の民族紛争によって引き起こされた経済問題のために深刻な食糧不足に陥っている。人口620万人のうち推定300万人が既に深刻な食料不足に陥っており、この状況は年毎に悪化している。