メンバー国防災情報

タジキスタンの国旗

国の概要

国名:タジキスタン共和国(Republic of Tajikistan)
中央アジアの南東部に位置し、中国、キルギス、ウズベキスタン、アフガニスタンと国境を接する、約14万3,100平方キロメートルの内陸国。国土の約93パーセントは山地で、7000メートル旧の山々がそびえる。中国との国境に至る東部はパミール高原の一部。北部のフェルガナ盆地では、ウズベキスタン、キルギスと入り組んで国境を接している。最高峰はイスモイル・ソモニ峰。中緯度地域では大陸気候、夏暑く暖冬。パミール高原山脈周辺は半乾燥。
首都はドゥシャンベ。人口は680万人。人口比は、タジク人64.9パーセント、ウズベク人25.0パーセント、ロシア人3.5パーセント。

災害の傾向

タジキスタンは、地震、洪水、泥流、地滑り(土砂崩れ)、干ばつ、雪崩、風害、虫害、伝染病などの数多くの種類の災害に見舞われやすい。

過去の主な災害

2000年 干ばつ

2000年7月以降、タジキスタンにおける干ばつが激しくなり、300万人以上が影響を受け、被害総額は5,700万米ドルに及んだ。

2005年6月 洪水

2005年6月、豪雨の後の急激な気温上昇により、全国各地に大規模な洪水と泥流を引き起こした。タジキスタン北部に位置するソグド州 のペンジケント地区では、合計110棟の家屋が全壊し、299棟が損壊した。全国で合計死者8人、被災者3,222人に及んだ。

2008年1月 寒波

2008年1月から2月にかけて、タジキスタンで寒波による豪雪と河川の凍結によって、水や電気の供給が不足し、また集落が孤立したため、200万人に影響を与え、被害総額は2億5千万米ドルに及んだ。

防災体制

法制度

1994年8月17日に制定されたタジキスタン共和国政令 第400号「非常事態と市民防衛のための委員会の設立について」は、国民と領土を自然災害や人災による非常事態から保護するための最初の法規定である。 タジキスタン共和国法「市民防衛について」(1995年11月)は、戦時における保安業務の実施を目的としている。2004年に見直しを行い、平時にも対応可能な法規となった。タジキスタン共和国法「自然災害や人災による非常事態からの国民と領土の保護について」(2004年)は、タジキスタンの国民、国土、および自然財産の保護に関する組織的法的事項について定めている。
その他「緊急救助活動と救助隊員の地位について」、「非常事態鎮静化資金について」の法律などがある。

防災組織

組織図はこちらをクリック

国家緊急事態委員会が2002年に設置された。委員会はさまざまな災害時における共和国の調整機関としての役割を担う。委員会は、タジキスタン共和国大統領が議長をつとめ、各関係省庁の代表者によって構成される。地方レベルでは、地方機関(州、県、市、町:Jomoats)の長が各レベルの委員会をとりまとめる。
緊急事態・市民防衛委員会(Committee of Emergency Situations and Civil Defense)は、自然災害および人災から人々や領土を守るための政策・活動を実施する機関である。また、国家緊急事態委員会やその他の関連省庁の活動の調整を行う。

アジア防災センター協力機関

非常事態及び市民防衛委員会(Committee of Emergency Situations and Civil Defense)