タジキスタン 

カントリーレポート

1999

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Col. Bahrom Mamadaliev, Head,

Department for Population and Territories Protection

Committee for Emergencies and

Civil Defense at Government of Tajikistan


 

 

 

 

 

タジキスタンはほとんど全ての種類の自然災害や事故、大災害に見舞われる。国土の93%は山地で、海抜数百メートル〜6−7千メートルと高さは様々である。

タジキスタン国内で発生した過去の主な災害は次のとおりである。

 

1907年10月21日から27日 Karategin地震、マグニチュード7.4と7.0リヒタースケール、12,000人の死者を出した。

1949年Khait地震、震源地は10-12リヒタースケール、Garmから東でマグニチュード7.5、28,000人の死傷者

1911年のSarez地震、Usoi村を岩石が削り、現在17.5立方キロメートルの水量の湖が形成された。タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンに5百万人の被災者が発生した。

1977年1月のIsfara地震、震源地は町の南東10kmであった。マグニチュードは6.0.

1985年のKairakum地震、マグニチュード6.3、震源地では8-9。

1984年のDjirgital地震、マグニチュード5.7、震源地では7-8.

1989年1月のHissar地震、Okkuli Bolo村とOkkuli Poen村、Sharora村において389名の死傷者

1969年4月のYaldamich村で野渓(mountain torrent)による浸水が発生し、68名の死者が発生した。

1969年、Baljuvonでの落石による480名の死者。

 

1998年は異常気象に見舞われた。降雨量は毎年平均の2−4倍であり、164の自然災害が記録された。うち地震が9件、97が野渓(mountain torrent)と雪崩、25が地滑りであった。134名が死亡し、直接的な被害だけでも6千万米ドルと推定される。

Garm地域のNavdi村において1998年4月27日に最大の災害が起こった。野渓(mountain torrent)の発生により、57名が死亡し、150世帯が家屋を失った。

Vose地区のYahsu川の洪水により、377世帯が家を失った。1998年、総計6908世帯が自然災害により被害を受け、そのうち1626の家屋が全壊となった。災害による被害を沈静化するための各種の国際機関による援助は、総額7百万米ドルとなった。しかしながら、本国の財政状況を考慮すると、災害による被害からの完全な復興を図るためには、この資金では十分でない。現在の本国の状況を考えると、1998年のアフガニスタンで発生した一連の地震と関連した地震発生の危険性が高い。

 

防災と災害軽減はタジキスタンの防衛に関する法律で規定されている。調整的な役割は、タジキスタン政府の災害と防衛委員会が行っている。

 

タジキスタンはソ連崩壊や内戦、経済の衰退のため、困難な状況にある。増加する自然災害の影響は、貧困、不充分な資金と必要な物資の不足によるものである。そのため、本国のトップの人々は、その重要性を勘案し、ADRCの定義するところの「自然」との共存に関して類似した問題を持つアジア諸国の防災に対する取り組みの調整や協力に特に注意を払っている。

私は、知識の共有と相互協力によって、福祉と生活の安全を目指し、我々の活動の効率性が増幅すると確信している。