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ADRC活動報告

地震防災リージョナル・ワークショップの共催

2009年7月29日~31日(インド)

  2009年7月29日~31日、インド・ニューデリーに於いて、地震防災リージョナル・カンファレンスが、地震防災対策に係る経験の発信、情報の共有、技術協力の推進等を目的に開催されました。この会議は、ADRCのほか、国際復興支援プラットフォーム(IRP)、国連防災計画(UNDP)、インド防災庁(NDMA)、南アジア地域協力連合災害管理センター(SAARC DMC)の共催により開催されました。当日は、日本のODAで実施しているERRP(地震防災対策計画)対象5ヵ国の政府関係者のほか、専門家、実務者等、延べ200名に及ぶ参加者を得ました。
  開会式での挨拶で、是澤優ADRC所長は、過去2回のERRPワークショップ(ネパール・パキスタン)に言及し、そこでの議論を通して、対象国への支援の方向性が定まりつつあるとの認識を示しました。さらに、今回の会議を通じて、その支援の具体的内容を固めたいとの意向を明らかにしました。また、是澤所長は、ERRPのプログラム推進に向け、構造的リスク削減の技術的・法的枠組、耐震技術の普及促進手法、公共建築物の安全性確保などに関し、この会議で議論が行われ、必要な取組が提起されることを期待する旨の発言を行いました。
  ERRPの事業実施主体の一つとして、ADRCは今回5人の日本人専門家-城譲内閣府防災担当補佐、岡崎健司政策研究大学院大学教授、金子史夫OYOインターナショナル(株)技師長、渡部弘之東京海上日動リスクコンサルティング(株)、楢府龍雄(財)建築情報センター部長-を会議に招聘しました。これら専門家は、会議のなかで報告者、パネル・ディスカッションの議長等の役割を果たすとともに、関係国の専門家・実務者と様々な場で緊密な意見交換を行いました。
  ADRCでは、この会議での議論、意見交換等を踏まえ、今後各国での地震防災対策の実施に必要な専門的な技術支援を進め、ERRPプログラム全体の推進に積極的貢献していくつもりです。ERRPの進捗については、またこのページにて機会あるごとに報告を行っていく予定です。

(2009/07/29 14:20)
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